丸山隆平の感情の動きを表す芝居が秀逸!北村匠海の怪演にも震える映画「金子差入店」
2025.11.30(日)
作・脚本・主演を佐藤二朗が勤め、城定秀夫が監督をする映画「名無し」が2026年5月に公開することが決定。本作には、丸山隆平も出演する。
丸山と言えば、SUPER EIGHTとして「超八 in 日本武道館」を成功させたばかり。一方で、2025年はドラマ「FOGDOG」で平祐奈とW主演を務めるなど、俳優業でも活躍も目覚ましかった。
そんな丸山が2025年に主演したもう1つの作品が「金子差入店」だ。丸山にとって「泥棒役者」以来、8年ぶりの映画主演作となった本作。監督を「東京リベンジャーズ」シリーズや「真夜中乙女戦争」の古川豪が務め、真木よう子、北村匠海、名取裕子、寺尾聰らが共演した。
厳しい制約やルールに精通し、刑務所や拘置所などへの差し入れを代行する"差入代行業"を営む金子真司(丸山)と、妻・美和子(真木)。息子・和真と(三浦綺羅)と叔父の星田辰夫(寺尾)と4人で暮らしながら、さまざまな依頼を受けて収容者の面会に行く日々を過ごしていた。そんなある日、和真の幼なじみの少女・花梨が行方不明になる事態が発生。捜索の末、花梨は惨殺された状態で見つかった。その後、逮捕されたのは、花梨と何の面識もない男・小島(北村)。花梨の両親が娘の死から立ち直れない中、真司は小島の母親から差し入れ代行と手紙の代読を依頼される。複雑な想いを抱きながらも差入代行の仕事を淡々とこなそうとする真司だったが、常軌を逸した小島の言動に、感情を激しく揺さぶられる。しかし、その後も小島の母親からは依頼が。真司は小島との面会を重ねるごとに、"なぜ小島は花梨を殺したのか"という疑問と怒りを募らせていく...。
■真っすぐゆえに感情が溢れ出る...真司を体現した丸山隆平
(C)2025「金子差入店」製作委員会
本作で丸山が演じた真司は、一言で表すと、真っすぐな男。それゆえにさまざまな出来事と直面する度にしっかりと感情が揺れるわけだが、そんな真司の心の波を、丸山が細やかな演技で表現している。表情ひとつをとっても、眉をピクリと動かしたり、眉間に力を込めたり、唇を震わせたり...微細な仕草の積み重ねで、その時々の真司の感情の動きを伝えている。一方で、時には熱い感情が吹きこぼれるように溢れる真司の姿も、しっかりと体現。涙を流し、声を震わせて小島への怒りを口にする場面では、その声に怒りだけではなく、悲しみややり場のないやるせなさなども滲んでおり、小島と面会を重ねる真司の複雑な心境が、痛いほどに伝わってくる。
しかし、そんな中でも真司の温かさが垣間見える瞬間も。息子・和真に向ける明るい笑顔からは真司の大きな家族愛が伝わってくる。また、小島の母・こず江(根岸季衣)が金子差入店を訪れた時には、戸惑いながらも、彼女の話を受け止める。その柔らかい表情には真司の根底にある温かな人間性が表れている。演じる役にじんわりとした温かみを与えられるのは、丸山自身の資質だろう。
(C)2025「金子差入店」製作委員会
そして、真司の心をかき乱すきっかけともなった男・小島を演じた北村の怪演も見逃せない。見た目のインパクトもさることながら、虚ろな目や首を小刻みに動かす仕草など、あらゆるアプローチで、小島が常軌を逸した人物だと言うことを印象付けている。真司との面会の際には、母親からの手紙に興味を示さずに真司の身の上を問うてきたり、そうかと思えば事件について悪びれていない様子で話したりと、不可解な言動の数々は、観る者を作品の世界に引き込んでいく。
物語は、毎日のように拘置所を訪れる女子高生・二ノ宮佐知(川口真奈)との出会いも経て、徐々に展開していく。自分の母親を殺した男との面会をなぜか強く求めている佐知に、真司は向き合うように。2つの事件と向き合ううちに、真司の過去が周囲にあらわとなり、家族の絆を揺るがしていく...。
いくつかの家族が登場し、それぞれの物語が描かれる本作。差入代行業という仕事を通して揺れ動く真司の心情を表現した丸山の真っすぐな演技にも注目しながら、その行方を見届けていただきたい。
文=HOMINIS編集部
放送情報
金子差入店
放送日時:2025年12月27日(土)22:15~
チャンネル:WOWOWシネマ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:丸山隆平 真木よう子 三浦綺羅 川口真奈 北村匠海 根岸季衣 岸谷五朗 名取裕子 寺尾聰
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