楠木ともり、2ndアルバム「LANDERBLUE」に込めた思い!「背中を押せる、お守り的な要素になったらいいな」
2025.11.29(土)
「ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン」や「チェンソーマン」など、数々の話題作でメインキャラクターを演じてきた声優・楠木ともり。2020年に「魔王学院の不適合者」のEDテーマ「ハミダシモノ」でソロアーティストとしてメジャーデビューして以降は、自ら作詞作曲を行うのみならず、ライブグッズのデザインなども手掛けるなど、シンガーソングライターとしてもその多才ぶりを発揮している。
そんな楠木が11月26日に2ndアルバム「LANDERBLUE」をリリース。今回はインタビュー前編として、12月生まれの楠木にとって誕生石でもあるターコイズ、その中でも希少なランダーブルーをタイトルとした全11曲収録のアルバムに込めた思いなどを聞いた。
――2ndアルバムリリースが決定した時の率直な気持ちを聞かせてください
「アーティストデビュー5周年のタイミングでアルバムが出せるというのはすごく良い形だなと思いつつ、既存曲も入れるけど新曲もいっぱいあって、最初の案だと15曲ほど入る想定だったので、すごくいっぱい曲を書かないといけないかもというところでの『ちょっとどうしようかな』という思いもありました。既存曲に関してもそれぞれ方向性がバラバラで、メッセージ性も違ったりするものをアルバムにまとめて収録するのは、『いろいろ考えないと難しいぞ』と。アルバムを出せる喜びはありつつ、身構えちゃった部分も結構大きかったです」
――アルバムのコンセプトとタイトルに込めた思いを教えてください
「今までずっと『音源をCDという形で手に取っていただきたい』とファンの皆さんにお伝えしてきた中で、『どうして手に取ってほしいのか』みたいな部分を自分から発信できた方がいいなって考えたんです。その時に、アルバムを持っているだけで力になるとか、背中を押せるとか、お守り的な要素になったらいいなという思いを、意味付けしたいなと思って。そして"自分が生きてきた25年間の中でのアーティストとして過ごした5年間"をテーマにしたいという中で、自分にもっと関連付ける要素としても誕生石というのがすごくいいんじゃないかなって」
――楠木さんの誕生石はターコイズなんですよね
「ターコイズは歴史的にもお守りとして愛されてきたという背景もあるので、総合的に自分が目指すテーマとして合っているなと思ったんです。『ターコイズ』というタイトルも考えてはいたんですけど、ターコイズの中の『ランダーブルー』という種類が、掘り尽くされてしまったことで本当に希少な鉱石で、コレクターたちの間でのやり取りのみで取引されていると知って。そういう『自分が追い求めるものに自分で価値をつける』みたいな意味合いも込みで、響きとしても綺麗だったので。アルバムタイトルは『LANDERBLUE』になりました」
――ご自身が手掛けた新曲5曲の世界観についてそれぞれ聞かせてください
「まず、『twelve』は、私が12月生まれであったり、歌詞に登場する時計の文字盤だったり、歌詞の一行の音数だったり、言葉遊び的な楽曲です。そして、アルバムに収録されているのは11曲なのですが、この曲からスタートして、最後にまたもう一度聞くことで完結するという構成なんです。なので1曲目でもあり、12曲目でもあって。アレンジャーのarabesque Chocheさんには、アルバムの世界観にすっと入れて、すっと終われるような曲にしたいですとリクエストしました」
――「優等生」はこれまでの楽曲とは少し違った雰囲気を感じます
「『優等生』は今まであまりなかった曲というのを狙っていて。5th EP『吐露』を経て、聴いた人が『完全に自分のことを歌われているかも』と感じるぐらい、より具体性を高めた曲を作ろうというサブテーマの中で生まれた楽曲です。私、中学生ぐらいまで周りの期待に応えないとみたいなのが強くて、『良い成績を出さないと』『常に優等生でいないと』って、結構頑張っていたんです。でも、ヤンキーが更生すると褒められるけど、もともと頑張っている人は、それが当たり前として受け取られて、褒められることもない。なおかつ、悩みを『優れている人の悩み?それ自慢だよね』みたいに受け取られた経験が強く残っていて。そういう気持ちに寄り添ってくれる曲にあんまり出会ったことがなかったので、自分で作るには良いテーマなんじゃないかと思って書いた曲です」
――ありがとうございます。「Nemesia」にはどんなメッセージが込められているのですか?

「『Nemesia』は歌詞がすごくストレートな分、メッセージ性としては強いものになっているかなと思っていて。誰が発したか、そこにどんな気持ちがこもっているかというのを含めて、私は言葉だと思っているんです。それ飲み込んでしまうのは自己否定とイコールになるなと。自分の言葉選びに自信がない人に、『あなたが紡ぐ言葉だから価値があるんだよ』『諦めなくていいんだよ、伝えようよ』というのを、ストレートにメッセージとして込めた歌になっています」
――続いての、「それでも」は?
「『それでも』は、唯一、100パーセント自分のために書いた曲で、当初はリリースはしないかもと思っていた曲です。とても尊敬していて、影響も受けているし、すごく力になってくださったアーティストさんが亡くなってしまって。その方から、歌でいろいろなものをもらっていたので、行き場のない気持ちや言葉を歌で残した、ただそれだけの曲ですね」
――最後に、「turquoise blue」については?
「『turquoise blue』はアルバムに収録された新曲の中で一番最初に書いた曲で、このアルバムでどういうことを伝えたいのかという、そのすべてを込めた曲になっています。ここ最近、受容というものがとても大事だと思っているんです。目の前にあるものに抗うとか、立ち向かう、ぶつかるとかって、すごく世間で良しとされていますし、美しいじゃないですか。でも最近、自分にはどうにもできないことは、理解して受け入れることが、すごく大事なのかもと思っていて。受け入れた上で、『この先の自分にできることってなんだろう?』と考えたり、身を任せられるものに任せつつも、自分の穏やかな意思を持てるような曲にしたいなと思って作っていました。アルバムの世界観を象徴している楽曲なので、いっぱい聴いていただけたら嬉しいです」

――楽曲の収録順にもこだわりが感じられますね
「6曲目の『MAYBLUES』で場面転換がある感じと、1曲目の『twelve』で始まり、12曲目としての『twelve』で終わるという循環するニュアンスや、なおかつ個性が違う曲たちをどうまとめるかを、かなり考えました。実は曲間と秒数も意識していて、「turquoise blue」は7秒とかなり空けていますが、それが自然に聞こえるくらいに流れを重視したので、一度は収録順のままで聞いてほしいです。そして、8曲目に収録の『back to back』は、デジタルシングルとしてリリースしていたので、CDに収録されるのは今回が初めてなんです。ライブで育っている曲なので、みんなに浸透している感覚があったんですが、今回のアルバムの収録曲を発表した後に、『やっとCDに入る!』というリアクションをたくさんいただいて。 みんなもCDに対する価値や、収録される喜びを感じてくれていたんだなというのが分かって、すごく嬉しかったです!」
――完全生産限定盤 / 初回限定盤Blu-rayには「turquoise blue」のMVが収録されていますが、MV制作秘話などがありましたら教えてください
「今まで以上にストーリー性が強いMVになっています。表情や動きで感情を伝えないといけないシーンが多くて、結構緊張しました...。子役の方と共演したりと、今までと全然違ったものになっていると思うので、ぜひ目でも楽しんでほしいなと思います」
――最後に2nd アルバム「LANDERBLUE」のリリースを楽しみにされている皆様へメッセージをお願いします
「アルバムとしては2枚目になるんですが、1枚目のアルバムがベスト版みたいな感じの立ち位置だったので、新曲も込みでのアルバムを自分で作ったという意味では、なんなら初作に近いかなと思っています。アーティストとして活動してきた、(リスナーの)みんなも込みでの私の5年間がすごく詰まっているアルバムになっているので、しばらく楠木ともりから離れていた方にも、ずっと聞いてくださっている方にも、ぜひ聞いていただきたいなと思っています」
インタビュー後編では、12月に開催されるバースデーライブへの意気込みや、"26歳の楠木ともり"の目標などを聞かせてもらっているので、後編もぜひチェックしてほしい。
撮影=中川容邦 取材・文=中村実香
リリース情報
2nd Album「LANDERBLUE」
2025年11月26日発売
TOMORI KUSUNOKI BIRTHDAY LIVE 2025 ”LAPIDARIES”
公演日程:2025年12月22日(月) 開場18:00 / 開演19:00
会場:EX THEATER ROPPONGI
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