岡田将生が秀逸な演技で、気だるそうな青年が熱をまとっていく変化を表現!監督・塚原あゆ子×脚本・野木亜紀子による話題作「ラストマイル」
2025.11.27(木)
2024年に公開され、第48回日本アカデミー賞での10部門受賞を始め、数々の映画賞に輝いた映画「ラストマイル」。監督・塚原あゆ子、脚本・野木亜紀子の最強タッグに加え、2人が手掛けた人気ドラマ「アンナチュラル」(2018年放送)、「MIU404」(2020年放送)と同じ世界線にあるシェアード・ユニバース・ムービーとして、両作品のキャラクターたちが登場したことも注目を集めた。
物語の舞台となるのは、世界規模のショッピングサイト「デイリーファスト」日本支社の流通拠点・西武蔵野LC。関東を中心に国内の流通の4割を占める巨大なLCでは、11月末のブラックフライデーセールのために大勢の派遣社員を雇い入れていた。しかし作業が始まった途端に、思わぬ事件が起こる。西武蔵野LCから出荷された商品が配達後に爆発、負傷者が出る騒ぎとなった。さらに爆発した商品は複数あり、連続爆破事件へと発展。西武蔵野LCは大混乱に陥る...。
(C)2024 映画『ラストマイル』製作委員会
主演は満島ひかりで、西武蔵野LCに着任したばかりのセンター長・舟渡エレナ役を務める。そして、次々に降りかかる難題に立ち向かうエレナを支えるのが、岡田将生が演じる入社2年目のチームマネージャー・梨本孔だ。ここでは主に、岡田の演技を見ていきたい。
■気だるそうな青年が熱をまとう変化を秀逸な演技で見せた岡田将生
(C)2024 映画『ラストマイル』製作委員会
孔は物語の最初、繁忙を極めるセンターを尻目に、ロビーの長椅子で疲れ切ったように座っている姿で登場する。そこへ着任したばかりのエレナが来るのだが、会話する孔の声は実務的で覇気が感じられず、ロッカーの前では飲み終えたカップをゴミ箱に放り投げたりと、うっ屈としたものを抱えているような印象を受ける。
ブラックフライデーのために疲れ切っているようにも思えるが、彼自身の言葉を借りれば「特に人生にときめいてない」ことも理由のようだ。確かに、爆発事件が起きて警察が捜査に入ってからも、どこか人ごとのよう。ソファにもたれて気だるそうにスナック菓子をかじったり、電話をしているエレナを横目で見ながらハンバーガーを頬張ったり、常に冷めている雰囲気がある。
しかしある時点から、孔の言動が熱を帯びるようになる。PCを見ていたエレナがネットで謎の広告を見つけた時、孔は心の奥から何かが湧き上がってくるような空気をまとって、エレナの横に行って一緒に広告を見つめる。そして、それまでになかった勢いで警察に言おうと言い、挙げ句、エレナとの口論にまで発展する。それからの孔は、物語はもちろん、映像の中での存在感も格段に高まり、要所で印象深いシーンを作り出す。一刻を争うメディカル便の発送状況を調べる時は頼れる雰囲気だし、エレナが絶体絶命の危機を乗り切った後には、かすかに心を許したような笑顔も見せる。
そういった場面での岡田の演技は、表情の変化だけでなく、シーンと孔の心情に合った空気がしっかり出ているし、持ち前の風貌もあってつい引き込まれるシーンとなっている。
■セリフなしでも、雰囲気で伝える岡田の演技
(C)2024 映画『ラストマイル』製作委員会
セリフのないシーンでの岡田の演技も、本作での注目ポイントだ。爆弾についてエレナと語るシーンでは、恐ろしい方向に推理を進めるエレナを怖いものでも見るような様子で見つめ、PCで情報を探るシーンでは、不安げにあたりを見回すだけでなく、張り詰めたような緊張感が漂っている。
孔の心情が雰囲気で伝わってくる岡田の演技は絶妙だし、それができるから、セリフがなくとも強く引かれる印象的なシーンが作れるのだろう。
物語は二転三転するだけでなく、伏線も数多く張り巡らされていて、非常に濃いものとなっている。岡田はもちろん、主演・満島の演技も素晴らしく、時が経つのを忘れて見入ってしまう作品と言えるだろう。
文=堀慎二朗
放送情報
ラストマイル
放送日時:2025年11月29日(土)21:00~、12月19日(金)21:00~
チャンネル:映画・チャンネルNECO(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:満島ひかり 岡田将生 ディーン・フジオカ/大倉孝二 酒向芳 宇野祥平 安藤玉恵 丸山智己 火野正平 阿部サダヲ
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