阿部なつきのストイックさに橋本梨菜が衝撃?!「メリハリのあるボディを...」ショートドラマ『キューティーハニー』インタビュー
2025.11.23(日)
永井豪の人気マンガを実写化した「キューティーハニー BELOVED ENEMY」が、11月25日(火)より、DMM TVの縦型ショートドラマサービス「DMMショート」で独占配信される。
1973年に誕生して以来、アニメやドラマなど、様々なメディアミックスをしてきた本作が、"令和のキューティーハニー"としてオリジナルショートドラマ化!
大企業の社長令嬢から転落し、借金取りに追われることになった主人公・如月ハニーを演じるのは、SNS総フォロワー数430万越えを誇る阿部なつき。そして、グラビア界で数々の功績を残してきた橋本梨菜が、ハニーの最大の敵となる黒尾豹子を演じる。
今回は、阿部と橋本が、キューティーハニーと変身した豹子の姿でインタビューに答えてくれた。
――50年以上愛されている「キューティーハニー」の実写ドラマに参加できると知ったときは、どんなお気持ちだったのでしょうか?
阿部「誰もが知る国民的キャラクターですし、ファンの方もたくさんいる中で演じさせていただくのは、プレッシャーを感じました。ですが、それ以上に『令和のキューティーハニー』を演じるのが面白そうだと思いました。私は『令和の峰不二子』と言われることが多いので、『令和の峰不二子』が『令和のキューティーハニー』を演じるのはキャッチーに感じますし、皆さんに喜んでいただけたらうれしいなと思いましたね」
橋本「『キューティーハニー』に出させてもらえると聞いたときは驚きましたし、敵役も好きなのでうれしかったです。今回、アクションシーンもあるのですが、私的には久しぶりのアクションだったので、とても気合いが入りました」
――もともと「キューティーハニー」にはどんな印象をお持ちだったのでしょうか?
阿部「小さい頃からアニメを見たり、親がグッズを持っていたので一緒に使ったり、すごく思い出のある作品でした。カラフルな印象でかわいい世界観がありつつも、ハニーの強さにも惹かれていましたね」
橋本「私も小さい頃から見ていたんですけど、どちらかというと男性向けのアニメという印象がありました。ただ、台本を読んだり、これまでの作品を拝見したりすると、内容も深く、大人も楽しめる物語だったんだなと気づきました」
――ハニーが七変化をし、多彩なコスチュームを披露するのも見どころのひとつです。役を演じるうえで大変だったことはありますか?
阿部「OLやプロレスラーなど、全部で11パターン着替えたのですが、それぞれのコスチュームに合わせて、声のトーンや表情を作ることを意識しました。正直、難しかったですね」
――橋本さんはハニーの敵となる役どころでした
橋本「私は敵役だからこそ、怒ったり、叫んだりするシーンが多かったので、現場ではずっと声が大きかったと思います(笑)。変身したあとは仮面をつけて戦うんですけど、視界がすごく狭くて...。その中でのアクションは苦戦しました」
――特に好みの衣装は?
阿部「どれもかわいすぎて正直選べないんですけど...2つ選んでもいいですか(笑)?まずは、原作に近い印象があるキューティーハニーの衣装です。今回衣装を着こなすため、少しだけ体重を増やして、女性らしいメリハリあるボディ作りを意識しました。着こなすための過程も楽しかったです。
もうひとつはプロレスラーです。口調は荒いのに、格好はキラキラとしたシルバーの衣装でかわいい。そのギャップも見どころかなと思います」
――橋本さん、敵役の衣装を着てみての印象はいかがですか?
橋本「変身したときに金髪のウィッグをかぶるんですけど、自分とまったく違うキャラクターになれるのがすごく楽しかったです。このウィッグと今着ている赤の全身ボディスーツを着ると、気分が変わりますね」
――改めて、それぞれが演じた役柄の好きなポイントを教えてください
阿部「ハニーのかわいらしくもあり、力強いアニメの声がものすごく好きで...。自分が演じるときも、特に声を意識して練習しました。実はアニメのハニーの声を演じているのは、『ルパン三世』で峰不二子の声をやっていらっしゃった増山江威子さんなんです。すごく運命的なものを感じましたし、気合いも入りましたね」
――橋本さんは敵役ですが、その中でも魅力的に感じたところは?
橋本「もちろん悪の部分は憧れないのですが、変身する前は自分を持っている頭のいい女性で、とても心が強い人なんです。私自身は強そうに見えて、実はネガティブ。不安になる瞬間もあるので、常に強くいられる彼女に憧れます」
――では阿部さんは豹子、橋本さんはハニーについての印象と、お互いの印象も教えてください
阿部「ハニーからしたら、(豹子は)もともと大好きなお姉さんなんです。橋本さんはすごくフランクで、裏表なく現場で過ごされていて、豹子お姉様と同じく頼れるお姉さん的存在だなと思っていました。橋本さんのおかげで、撮影が楽しかったですし、安心して現場にいられましたね」
橋本「うれしいです。ハニーのキャラ自体はかわいくて、かっこよくて、いわゆるヒーローのイメージなんですが、阿部さんの印象としては、めちゃめちゃストイックだなと思っています。現場が長くなって疲れているとき、食事の時間になると、私はすごい勢いでお弁当を食べるタイプなんです(笑)。でも、阿部さんはそんなときもお豆腐を食べていて...ええ!みたいな。でも、そのおかげでこのボディが保たれているんだなと思いました」
阿部「私も食べることが大好きなんですけど、ハニーを作るために気を使っていたので、(豆腐を買うため)現場の近くにスーパーがないか、地図アプリで探していました(笑)」
橋本「もちろん理解はできるんですが、疲れたときは、とにかくなにか食べないと、頭が回らないんじゃないかと思うんです。それなのに、"このお腹が空くタイミングで豆腐を食べてるの?!すごい!"みたいな。現場では、思わず『ラーメンとか食べないんですか?!』って聞いちゃいましたもん」
阿部「ラーメンは10年くらい食べていないので、解禁するタイミングがなくなっちゃいそうです...」
――10年ですか?!
橋本「ラーメンの美味しさを忘れたんだよね?」
阿部「はい。ラーメンの味、もう覚えてないかもしれない...」
橋本「思い出さないほうがいいかも。思い出したら美味しくて食べちゃう!」
――(笑)。「愛と正義」がテーマの本作を通じて得たもの、感じたことがありましたら教えてください
阿部「内に秘めた強さは憧れの対象で、私もハニーみたいな女性になりたいなと思いました。いまはSNSもあって、自分たちも知らないうちに周りの風潮に流されることがあると思うんです。でも、ハニーはどんなことがあっても正義を貫くからかっこいい。彼女にはかわいらしさも備わっている分、正義を押し付けられている印象も受けないんです」
橋本「時代が変われば考え方も変わりますが、結局、昔から『愛と正義』の尊さは変わらないじゃないですか。『キューティーハニー』は、いつの間にか意識しなくなった『愛と正義の尊さは変わらない』ということを思い出させてくれる作品でした。
女性が主役というのも素敵だなと思います。最近は増えてきたものの、まだまだ男性が主役のヒーロー作品が多い。そんな中、『キューティーハニー』のようなドラマが出てくるのは、いまの日本に近いのかなって思います。この作品を通して『女性も強いし、輝けるんだ』というのは、皆さんに伝えられるんじゃないかなと思いますね」
文・撮影=浜瀬将樹
配信情報
「キューティーハニー BELOVED ENEMY」
2025年11月25日(火)よりDMMショートで全15話独占配信スタート!
(C)Go Nagai/Dynamic Planning-DMM
原作:永井豪
出演者:阿部なつき、橋本梨菜、北村優衣、片山陽加、清水元太ほか


