EXO・D.O.ことド・ギョンスの悪党ぶりに戦慄...チ・チャンウクとのぶつかり合いに期待高まる壮絶な復讐劇「捏造された都市」
2025.11.12(水)
「最悪の悪」(2023年)や「江南Bサイド」(2024年)など悪役として新境地を開拓した作品に続き、チ・チャンウクにとってDisney+(ディズニープラス)との3度目のタッグとなる犯罪アクションシリーズ「捏造された都市」。11月5日に配信が開始されると、日本でも原案「操作された都市」(2017年)が1日限定でリバイバル上映されるなど、話題を振りまいている。
(C) 2025 Disney and its related entities
ハードな悪役ぶりが光った前2作と異なりチャンウクが善良な市民を演じる本作は、冤罪によって無期懲役の刑で投獄された主人公が、自分を陥れた巨大な陰謀に立ち向かっていくリベンジアクション。チャンウクに加えて、悪役に挑んだ"EXOのD.O."ことド・ギョンスら豪華なキャストが集結しており、11月3日に開催された制作発表会での顔合わせも注目を集めた。
この制作発表会で共同演出を務めたパク・シヌ監督が「チャンウク以外の俳優が思い浮かばなかった」と語ったように、チャンウクは初主演映画となった「操作された都市」では身に覚えのない罪に翻弄される無職のゲーマーの困惑や怒りを体現した。
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「原作のキャラクターとはまったく重ね合わせなかった」と語った本作で演じたのは、念願のカフェを開くために昼夜問わずデリバリーで働く善良な青年のテジュン。歳の離れた弟や信頼できる恋人、友人たちと穏やかな日常を送っていたが、落ちていた携帯電話を持ち主の元へ届けようとした親切心が仇となり、バラバラ強姦殺人事件の犯人に仕立て上げられてしまう悲運の青年だ。
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次々と証拠を突きつけられ、瞬く間に人生が崩れさっていく恐ろしさをチャンウクは見事に表現。「すぐに釈放されるだろう」と思っている危機感のない顔から、みるみるうちに血の気が引いていく焦燥感を表した顔への変化には思わずゾッとさせられる。
さらにレイプ犯として暴力を浴びせられ続ける刑務所での絶望、侍者としてミサに奉仕する囚人ヨンシク(キム・ジョンス)と出会い、あらゆることを学びながら逞しくなっていく覚醒、そして事件の裏側を知り芽生えた復讐心...と、多彩な感情を浮かび上がらせていく。
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ハメられた男という役どころでチャンウクが視聴者の共感を誘う一方で、一切共感できない"絶対悪"として存在感を放つのがギョンスだ。12月に開催予定のファンミーティング「EXO'verse」が期待を集めるように、アイドルグループ・EXOとして華やかな魅力を振りまく一方、俳優としても「百想芸術大賞」人気賞や「青龍映画賞」新人賞を受賞するなど、繊細な演技を武器に映画やドラマに引っ張りだこだ。
本格的な悪役は初めてと言える本作で演じるのは、数々の冤罪事件の背後で糸を引く黒幕のヨハン。現状ではまだまだ謎も多いが、財力と地位を武器にあらゆる組織に手をまわし、窮地に陥った金持ちのために事件を捏造する存在のようだ。
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人の尊厳や命をなんとも思わない冷酷な男を作り上げるため、ギョンスは髪をブリーチした後に黒く染め直し、さらにパーマをかけたという。こだわりの髪型をはじめ、冷たい眼差しなどその佇まいからは何か大切なものが欠けているような違和感が漂う。
また、苦しむ人を見て浮かべる不気味な高笑い、恐ろしいことをさらっと言い放つ冗談なのか本気なのか感情が"読めない"表情、自分の計画を嬉々と語る無邪気さ、圧を感じ出せる会話など、冷淡な一面から子どもじみた様子まで、権力にものを言わせる不愉快極まりない人物像を怪演。
その姿は「アイドルがここまでやって大丈夫か...?」と余計な心配をしてしまうほど恐ろしい。
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ヨハンの謎の計略によって囚人たちが廃工場に集められ、何かがはじまりそうな雰囲気で幕を閉じた第4話のラストでついに顔を合わせたチャンウクとギョンス。今後、善と悪のぶつかり合いが本格化していくであろう「捏造された都市」での両雄の演技合戦に期待したい。
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文=HOMINIS編集部
配信情報
捏造された都市
2025年11月5日(水)よりディズニープラスのスターにて独占配信中
出演:チ・チャンウク、ド・ギョンス/キム・ジョンス、チョ・ユンス、イ・グァンス
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