石原さとみの美しい和装に、鈴木亮平の鬼気迫るアクションシーンも見どころ!大野智主演の時代劇「忍びの国」
2025.10.31(金)
「のぼうの城」も知られる和田竜が、"伊賀忍者の里"伊賀国で起きた"天正伊賀の乱"を題材とし、常勝を誇った織田氏が伊賀の忍者衆に苦戦を強いられたという実話を娯楽色たっぷりに書き上げた小説を映画化したのが2017年の「忍びの国」だ。「予告犯」「殿、利息でござる!」の中村義洋監督がメガホンをとり、主演を大野智が務めた。
織田信長が天下統一に向かって突き進む時代、攻め入ることができなかった唯一の場所「伊賀の国」。そんな中、信長の次男・信雄(知念侑李)は伊勢国を掌握し、その隣国・伊賀国も支配しようと目論んでいた。しかし、伊賀国に住んでいるのは外部の常識が通用せず、独自のルールに従って生きている"忍び"の面々。お国(石原さとみ)という美しい妻がいながらも、非情かつマイペースに生きる忍者・無門(大野)もその1人。無門は人でなしの忍者衆が顔を揃える伊賀の国でも1番の凄腕を持つ忍者でありながら、怠け者の性分で、普段はお国の尻に敷かれる毎日を送っていた。一方、先の闘いで弟を亡くした伊賀の忍び・下山平兵衛(鈴木亮平)は、伊賀国の人々の薄情さに失望し、信雄の軍に寝返る。そんなある日、信長の軍が伊賀国に本格的に攻め込んでくる事態が発生し、無門ら忍びの面々は敵軍を迎え討つことになる...。
■物語の鍵となる人物を鈴木亮平、石原さとみが演じる
(C)2017 映画「忍びの国」製作委員会
鈴木が演じた平兵衛は、伊賀の忍びだったが仲間を見限り、信雄の軍に入る人物。そのきっかけは弟を失ったことで、伊賀の人々の薄情な態度と、息子を失っても悲しむ素振りも見せない自身の父親への失望が原因だ。そんな平兵衛の怒りと、そこからくる復讐に燃えたぎる心情を、鈴木が熱演している。
石原は、無門の妻・お国を凛々しく好演。金も稼がず、闘いからも逃れようとする怠惰な無門の姿を見た時には、冷たくあたり、喝を入れる場面も。そんなお国の芯の強さを体現している石原の姿が実に美しい。一方で、戦の中で無門の身に危険が迫っていることを知った時には、不安げな表情を浮かべる。そんな時にはぎゅっと締め付けられたであろうお国の心境がこちらまで伝わってくるようだ。
コミカルさも含む会話劇に、鬼気迫るアクションシーンと、見どころの多い本作。斬新な演出もあり、"新世代時代劇"とも呼べるエンタテイメント性がある歴史映画を、主演の大野はもちろん、脇を支えた鈴木と石原の演技にも注目しながら見てほしい。
文=HOMINIS編集部
放送情報
忍びの国
放送日時:2025年11月29日(土)17:45~、12月6日(土)8:00~
チャンネル:WOWOWシネマ(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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