【小野賢章×岡本信彦】池袋ですれ違ったら"絡まれた"!?「完全にビビりました(笑)」〈ふたりのこと。〉
2025.10.22(水)

アニメ「破産富豪 The Richest Man in GAME」で再びタッグを組んだ小野賢章と岡本信彦。若き日の出会いから現在まで、声優として第一線を走り続けてきたふたりの関係性は、時を経てどのように変化してきたのか。第一印象の思い出から、今だから語れるお互いの魅力まで、笑いと発見に満ちた対談をお届けする。ぜひ本編とあわせて楽しんでほしい。
――お互いの第一印象を教えてください
岡本「輝いていましたね...!某・魔法学校の作品の収録現場で、メインキャラクターが先に録っていて、ほかのキャストたちと入れ替わるタイミングで、若かりし賢章くんに初めて会ったんです。その時の印象は"ずっと笑顔"。口角が上がっていて、金髪ですごくイケイケで。表情からも青龍のごとくオーラというかエネルギーに満ちあふれている。若さゆえの青いエネルギーかもしれないけど、とにかくパワーを感じました。『こういう人が声優業界を担っていくんだろうな』『仕事をいっぱいしていくだろうな』って。僕が知っている声優業界にはいないタイプでしたね」
小野「信彦さんは"話しかけたくなる"んです。話しやすい印象ですね。池袋ですれ違ったときにお見かけして声をかけたら、めっちゃビビられました(笑)」
岡本「完全に絡まれたと思って! 当時、横断歩道で、前方からセンターパートにパーマで、大きめのサングラス、ちょっといかつめの格好の人が、ポケットに手を入れながらニコッと笑ってきて...『これはヤバい!何かあったら目の前の警察署だ!』って。本気で身構えたら『信彦さん』って。あれはビビりましたね(笑)」

――印象の変化はありますか?
岡本「服装の趣味が変わったかな。今はブラックコーデの印象がありますね」
小野「昔は柄が好きで、ヒョウ柄とか大好きでした」
岡本「あと、"すごいな"と思ったのはアドリブ。シュールさを兼ね備えていて、乗っかりもするし、自分も出すし、ちゃんと見せ物として昇華できる。純粋に"手練れ"だと思いました。劇場版『聖闘士星矢』 でがっつり共演した時もそう感じたし、そのあと一緒に高級焼き肉屋に行って話したことも覚えています。当時は可愛い系のキャラクターのイメージが強かったけど、今は聡明さを活かした役や、ミステリアスで格好いいキャラも増えていて...。遍歴を振り返ると、やっぱり"頼もしさ"が一番変わった印象ですね。話すとどことなくシュールなんですけど(笑)。声優業界でもなかなかいないタイプだと思います。ゲーム好きな声優は多いけど、賢章くんは陽気さやプラスのエネルギーが強い。真っ黒な服を着ているのに(笑)」
小野「基本はポジティブですからね」
岡本「だからお芝居の構築もポジティブから作っているのかも。声優はコンプレックスやネガティブから作る人が多いイメージがあるけど」
小野「ローテンションなポジティブタイプ?だから不思議なんですよね。いないタイプ(笑)。ポジティブな人ってテンション高いことが多いけど、自分はローテンションで」
岡本「確かに(笑)。淡々としているもんね。ペイ・チェンぐらいだな。いきなり明るいか、他のキャラクターでも見たことない」
――小野さんの中での岡本さんの今の印象はいかがですか?
小野「それこそ、さっき信彦さんがおっしゃっていたアドリブです。本当に苦しい思いを一緒にして、その中で生まれたアドリブがあったからこそ、距離がぐっと縮まった印象があります。あとは"グルメな人"。会うたびに美味しいお店を教えてもらっています。お芝居に関しては"プライドゼロ"な印象があります(笑)。自分の苦手な部分や、例えばかすれてしまった声もそのまま出す。人間らしい部分を隠さずに見せているのがすごく魅力的だと思います」
岡本「(笑)」
小野「たとえば本来なら世に出したくないような部分も、『今のはもうそれでいいじゃん』って。勝手な印象かもしれないですけど」
岡本「(笑)」
小野「人間の"汚い部分"さえさらけ出しながら芝居している印象があります。それが意図していることなのかは分からないけど、強く感じています」
岡本「いや、本当にプライドゼロ!イエスマン!なんなら人生単位で芝居も結構イエスマンですよ(笑)」
文=HOMINIS編集部
放送情報
TVアニメ『破産富豪 The Richest Man in GAME』
2025年10月1日よりフジテレビ「B8station」にて毎週(木)1:15~放送
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