イ・ジュニョンの強まるスター性...「おつかれさま」や「TOKYOタクシー」と話題作が相次ぐ、"アイドル出身俳優"という枠を超えた躍進ぶり
2025.10.10(金)

巨匠・山田洋次監督の91本目となる映画「TOKYOタクシー」が11月21日(金)より公開される。主人公・すみれを演じる倍賞千恵子といった"山田組"の常連や、タクシー運転手を演じる木村拓哉ら、豪華な顔ぶれが並ぶこの話題作で、すみれの初恋相手、キム・ヨンギ役に抜擢されたのが、韓国俳優として唯一出演を果たしているイ・ジュニョンだ。
■2025年上半期の韓ドラ界を沸かせた「おつかれさま」など出演作は多数!イ・ジュニョンの多彩なキャリアとは?
もともとはU-KISSの"マンネ(末っ子)"メンバーのJUN(ジュン)としてデビューし、俳優活動も並行して行っていたジュニョン。2025年はNetflixで配信されたドラマ「恋するムービー」「おつかれさま」「弱いヒーロー Class 2」が相次いでヒットし、俳優としての目覚ましい飛躍を印象付けた。
さらに先日、1stミニアルバム「LAST DANCE」(9月22日発売)で約5年ぶりにアーティスト活動を再開させたことも話題に。「ミュージックバンク #1266」(韓国放送日:2025年9月26日)への出演では、久々となる音楽番組のステージでアイドルとしてのスター性を遺憾なく発揮したばかりだ。
■1stミニアルバム「LAST DANCE」を発表したジュニョンの「ミュージックバンク #1266」の紹介記事
(C)KBS

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イ・ジュニョンの"スター性"が、フィクションの中でも証明された作品といえば2021年のドラマ「イミテーション」だ。K-POP業界のリアルな内幕を描く本作で、劇中のボーイズグループ"SHAX"のセンター、クォン・リョクを演じた。完璧なビジュアルと実力を兼ね備えながらも、メンバーの失踪という過去のトラウマに心を閉ざしてしまった、複雑な闇を抱える役どころだ。リョクの孤独や葛藤をイ・ジュニョンは物憂げな表情や繊細な眼差しで演じ、視聴者の心を強く揺さぶった。

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また、ジュニョンの他にも、現役の人気アイドルたちが"アイドル役"で多数出演している点も本作の大きな特徴だ。
リョクの仲間であるSHAXのメンバーには、SF9のチャニやフィヨン、ATEEZのジョンホが加わり、そのライバルグループ・Sparklingには、ATEEZのユンホ、ソンファ、サン、Boys Republicのイ・スウンが名を連ねた。実際にK-POPの第一線で活躍する彼らは、劇中を飛び越えてリアルな活動も展開。CDリリースや、「ミュージックバンク」出演を実現させたりと、その臨場感に満ちた迫力のパフォーマンスは"架空のグループ"とは思えない完成度の高さでファンを興奮させた。
■ATEEZ、SF9のメンバーも出演!中でも、"センター"を演じたイ・ジュニョンの抜群のオーラも...

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そんな錚々たる面々の中で、ひと際まばゆい輝きを放っていたのがリョクだ。頂点に立つアイドル、しかもそのセンターを務める圧倒的なカリスマ性やオーラは、イ・ジュニョンが長年K-POPアイドルとして培ってきた経験から滲み出るものに他ならない。
細かい目線の動きや指先の角度まで計算され尽くした表現力は、SHAX="完成型アイドル"という設定に十分な説得力を与えている。俳優が"演じる"それとは一線を画す、本物のアーティストの輝きは、音楽活動を再開させた今振り返ると、また新鮮な発見をもたらしてくれるに違いない。

(C)KBS

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間もなく封切りとなる日本映画「TOKYOタクシー」など、韓国だけでなくアジア圏にも活動の幅を広げ始めている現在のイ・ジュニョン。7月の韓国・ソウル公演よりアジアの各都市を巡ったファンミーティングツアー「Scene by JUNYOUNG」の盛況ぶりからも分かるように、グローバルな人気は拡大する一方だ。"アイドル出身俳優"という枠に収まりきらない、俳優兼アーティストして常に新たな挑戦を続ける彼の今後の活動にも期待が高まる。
文=川倉由起子
放送情報【スカパー!】
イミテーション
放送日時:2025年10月12日(日)0:10~
※毎週(日)(月)0:10~
ミュージックバンク(字幕付き)#1266(韓国放送日:2025年9月26日)
放送日時:2025年10月10日(金)18:35~、10月11日(土)18:20~
チャンネル:KBS World
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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