「気づいたら主演だった」筧美和子が一緒にいて笑顔になっちゃう人の特徴は?
2025.10.9(木)

筧美和子が長編映画初主演を果たした映画「オオムタアツシの青春」が2025年9月26日(金)より公開中だ。
本作は、昭和風情が残る福岡県大牟田市を舞台に、人生につまずいた3人の大人たちが、病気を抱えながらも前向きに生きる少女との出会いを通して再生していく姿を描いた人間ドラマ。
そんな本作と絡めて、筧に映画の役作りや撮影中のエピソードなどを聞いた。

ーー最初に脚本を読んだときの印象を教えてください
「とても凸凹した4人だなと思いました。ストーリーは全然派手じゃない、日常にありふれていることなのですが、大牟田に思いがある人にとっては特別に感じられると思いますし、いろんな視点で見られる物語で、とても魅力的だと思います」
――事前のインタビューを拝見しましたが、後から主演ということを知ったそうですね
「この映画のお話を聞いたときから"楽しみだな"と思っていたのですが、撮影の2〜3か月前に主演で、しかもパティシエ役とわかって。少し焦りました(笑)」
――監督が、主演としてオファーした理由は聞きましたか?
「監督の奥様が私のYouTubeを見てくださって、『自然体な姿が亜美に合うんじゃないか』と、推薦してくださったみたいなんです」
――今までもYouTubeを見て、オファーをいただくことはありましたか?
「初めてです!コロナ禍のタイミングでYouTubeを始めて、5年ぐらい経つのですが、家族が撮影していることもあるので、結構素で(笑)。でも、その姿を見て良いと言ってくれたのなら、"そんなに無理しなくてもいいのかな"と思って、気負わずに挑めました」

――今回、主演として気をつけたことはありますか?
「正直、意識をする余裕もなくて、周りの方々がしっかりと支えてくださいました。福山翔太さんは引っ張ってくださる方で、陣内孝則さんはいろんなことをジョークで笑い飛ばしてくれて、林田さんは母のようで...。子役の奥野楓ちゃんは無邪気にたくさん遊んでくれて。本当にすごく幸せな現場だったと思います」
――今回演じた亜美については、どう解釈して演技に落とし込みましたか?
「はじめはすんなり理解するのが難しい役柄だと感じたので、自分なりに亜美の背景をイメージして紙に書いて想像してみたり、方言を練習したりする時間も亜美と向き合う時間になっていました。監督も、私が考えた亜美の要素なども大事にしてくださいました」
――劇中のセリフで、"過去を反省することも大事だけど、周りの人を笑顔にすることが生きていく上での使命なんだ"という言葉がありました。筧さんご自身は、過去とどのように向き合いますか?
「友人からは"そんな気にすることじゃないよ"と励ましてもらうことが多いので、もしかしたら結構気にするタイプかもしれないです。ただ、あのセリフに関しては私自身もすごく響いていて...。生きていく上ですごく大事なことだと思いました」
――周りの人々を笑顔にするのはとても難しいことだと思います。筧さんが一緒にいて、笑顔になってしまうのはどんな人ですか?
「欲望に正直な人とは一緒にいて楽しいです。思いっきり美味しそうに食べる人とか、豪快に遊ぶとか、見ていて気持ちがいいですこちらまで楽しい気分になります」

取材・文・撮影=於ありさ
-
5人体制で再始動したfromis_9(プロミスナイン)、デビュー後初のワールドツアーなど、快進撃の裏で覗かせた好感度抜群の素顔
提供元:HOMINIS9/2(火) -
中井貴一と芳根京子の父娘のような掛け合いも...名匠・小津安二郎作品へオマージュを捧げた、昭和の映画界を描いた舞台「先生の背中」
提供元:HOMINIS9/2(火) -
松田聖子×神田正輝の瑞々しい演技がカリブ海に光る!1985年制作「カリブ・愛のシンフォニー」
提供元:HOMINIS8/31(日) -
黒沢清ホラーで光る役所広司の多彩な演技を「CURE」「回路」「ドッペルゲンガー」で振り返る
提供元:HOMINIS8/31(日) -
名取裕子と大杉漣による新たなタッグも新鮮!京都を舞台にした名作シリーズの第8弾「京都地検の女8」
提供元:HOMINIS8/31(日)