玉山鉄二と西島秀俊の演技が激突!繰り広げる激しい死闘に引き込まれる「フリージア」<PG-12>
2025.9.29(月)
シリアスからコメディまで多彩な役を演じ分け、幅広い層から親しまれている玉山鉄二。繊細な感情表現を得意とし、「ドライブ・マイ・カー」(2021年)では国内外で絶賛された西島秀俊。ドラマ「さよならマエストロ〜父と私のアパッシオナート〜」(2024年)での共演も話題を呼んだ2人の演技が激突する衝撃作が、2025年10月14日(火)に日本映画専門チャンネルで放送される「フリージア」<PG-12>(2007年)だ。
物語の舞台は、犯罪被害者が加害者を処刑できる「敵討ち法」が成立した戦時下の日本。玉山が演じるヒロシは、敵討ち執行代理人として犯罪加害者を処刑する元軍人。西島が演じるトシオは孤児を使った人体実験を現場で指揮した元軍人で、かつてヒロシの上官だった。ヒロシは実験を生き延びた被験者で、現在は上司であるヒグチ(つぐみ)からトシオの処刑を任される。
ヒロシは、孤児たちを救おうとして実験に巻き込まれ、その結果感情を失った処刑人。撃たれても刺されてもひるむことなく、淡々と標的に挑む人間離れしたキャラクターだ。本作が公開されたのは2007年のこと。特撮ドラマ「百獣戦隊ガオレンジャー」(2001~2002年)でブレイクした玉山は、その後も「天国の本屋〜恋火」(2004年)や「逆境ナイン」(2005年)、「NANA」(2005年)などでナイーブな青年から破天荒な熱血漢まで多彩な役を演じていたが、本作ではアンドロイドのようなヒロシが、ヒグチやトシオと関わる中で少しずつ感情を取り戻していく様を繊細に演じている。
いっぽう西島演じるトシオも現在は軍を離れ、人体実験を指揮した悔恨の念をいまだ抱えたまま、社会の片隅でひっそりと暮らしている。デビュー当初はドラマを中心に活躍していた西島は、映画初主演作「ニンゲン合格」(1999年)で第9回日本映画プロフェッショナル大賞・主演男優賞を受賞。北野武監督作「Dolls」(2002年)で主演を務めた後は活動の主軸を映画に移し、「ラストシーン」(2002年)や「帰郷」(2005年)、「メゾン・ド・ヒミコ」(2005年)など多くの作品で活躍していた。ヒロシ同様口数は少なく感情の起伏も少ないものの、時折たぎる内面があふれる演技が印象的だ。
■緊張感あふれる関係性を演じる玉山と西島、ラストでは熱い死闘を展開
監督は「私の男」(2014年)や「658km、陽子の旅」(2023年)など、枠からはみ出た人々の生きざまを描き続ける異才・熊切和嘉。本作では、狩る者と狩られる者として再会したヒロシとトシオが、戦いを通して過去と決別するまでが描かれる。15年ぶりの再会時にはまったくかみ合わなかった二人だが、クライマックスでは互いの思いがにじむ死闘を展開。二人の共演シーンは多くはないが、どれも独特の緊張感あふれる見せ場になっている。
本作の後、玉山は映画「ハゲタカ」(2009年)で第33回日本アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞。NHK連続テレビ小説「マッサン」(2014年)では主演を務め国民的な人気を獲得し、どんなキャラクターにもなりきるカメレオンぶりで活躍の場を広げていった。
いっぽう西島は感情を内に秘め、しぐさや芝居の間を重視した演技で映画俳優としての地位を確立。アミール・ナデリ監督作「CUT」(2011年)などに出演し国際的な評価を高め、「ドライブ・マイ・カー」ではアジア人として初めて第56回全米映画批評家協会賞主演男優賞に輝いた。そんなふたりの確かな演技力が味わえる「フリージア」は、彼らのフィルモグラフィーに欠かせない作品なのである。
文=神武団四郎
放送情報【スカパー!】
フリージア<PG-12>
放送日時:2025年10月14日(火)21:20~ほか
放送チャンネル:日本映画専門チャンネル
出演:玉山鉄二、西島秀俊、つぐみ、三浦誠己、柄本佑、嶋田久作、竹原ピストル、鴻上尚史
※放送スケジュールは変更になる場合があります。
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