吉高由里子&横浜流星による切ない純愛ラブストーリー!まなざしの演技が胸を打つ「きみの瞳が問いかけている」
2025.9.27(土)

今年、デビュー20周年を迎えた俳優・吉高由里子。ブレイクのきっかけになった「蛇にピアス」はもちろん、連続テレビ小説「花子とアン」、「東京タラレバ娘」に「最愛」「星降る夜に」と、これまで数々の人気作で主演を務めてきた。そして昨年の2024年には大河ドラマ「光る君へ」の主演も果たし、紫式部を凛とした佇まいで熱演。20年のキャリアと共に身に着けてきた確かな演技力で、幅広い役柄を自身のものにしている。
そんな吉高が横浜流星とW主演を務めたラブストーリーが、2020年公開の映画「きみの瞳が問いかけている」だ。
罪を犯したことで服役し、キックボクサーとしての夢を絶たれた青年・塁(横浜)は、出所後も屍のような日々を送っていた。そんなある日、塁のアルバイト先に突然、目の不自由な女性・明香里(吉高)が訪ねてくる。些細な勘違いから知り合い、距離を縮めていくうちに、不慮の事故によって視力と家族を失ったにもかかわらず明るく生きる明香里の愛くるしさに惹かれていく塁。一方の明香里も、ピンチのところを塁に助けられ、塁を意識するように。やがて共に暮らすようになり、幸せを手に入れたかに思えた2人だったが、明香里が自身が視力を失った事故について打ち明けた時、塁は"ある真実"に気付いてしまう...。
本作で吉高が演じたのは、事故で視力を失った女性・明香里。難しい役どころだが、吉高は視線や体の動かし方などリアリティのある仕草で演じている。明香里は目が不自由ではあるものの、初対面の塁に対して警戒心もあまり抱かず、空気感や匂いから塁がどんな人なのかを感じ取ってコミュニケーションを図ろうとする。やがて、その明香里の人なつっこさや明るい表情が、深い闇の中にある塁の心をゆっくりと開いていくのだ。そんな明香里の人柄を吉高がナチュラルに表現しており、塁の心の痛みに寄り添おうとする明香里の温かさや心の強さが、吉高の声色や表情から伝わってくる。
一方の横浜も、その表現力はさすがのもの。冒頭から結末に至るまでの塁の変化をしっかりと体現している。例えば、物語の序盤。まだ塁が荒んだ気持ちでいた頃、身なりにも気を遣っておらず、使い古した靴を履き、前髪も目にかかるほど伸びており、その雰囲気を感じ取った明香里から"おじさん"だと思われてしまう。ぼそぼそとした口調からは、あまり生気を感じない。しかし、そこから一転、明香里とのかかわりの中で再び生きる意味を見出した塁の目には光が灯る。身だしなみの変化や話し口調はもちろんだが、瞳の輝きひとつでここまで明確に塁の心の変化を表現しているのが見事だ。
やがて物語は、塁の育った環境や過去も絡み合い、一筋縄ではいかぬ展開に。塁が明香里のために取った選択と、その先に待っている2人の未来。運命に翻弄される2人の切ない純愛ラブストーリーの行方を、ぜひその目で見届けてほしい。
文=HOMINIS編集部
放送情報【スカパー!】
きみの瞳が問いかけている
放送日時:2025年10月23日(木)21:00~
チャンネル:フジテレビTWO ドラマ・アニメ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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