國村隼、板尾創路、山寺宏一が贈るハートウォーミングストーリー!桐谷美玲のウェディングドレス姿も美しい「あさひるばん」
2025.9.27(土)

厳しくも愛情深い父親から、冷酷な反社会組織の組長まで、数々の映画やドラマで圧倒的な存在感を放ち続けてきたベテラン俳優・國村隼。お笑いコンビ「130R」のボケ担当として活躍する一方、俳優のみならず映画監督としても、その才能を開花させた板尾創路。そして「七色の声を持つ声優」として日本アニメ界を牽引しながら、俳優としても精力的に活動している山寺宏一。そんな実力派が一堂に会した笑って泣ける人情コメディが、2013年公開の映画「あさひるばん」だ。

(C)2013やまさき十三/「あさひるばん」製作委員会
昭和58年、宮崎県の城北高校野球部に所属していた「あさ」こと浅本有也。親友の「ひる」こと日留川三郎、「ばん」こと板東欽三と共に、監督の阪元雷蔵(西田敏行)に日々しごかれながら、雷蔵の娘でもある野球部のマネージャー・幸子へ淡い恋心を抱いていた。それから30年後の平成25年、地元を離れて東京の下町で刑務所への慰問などを行う芸能プロダクションを営む有也(國村)のもとに、幸子の娘・有三子(桐谷美玲)から1通の手紙が届く。知らぬ間に幸子(斉藤慶子)が母になっていたこと、そして現在、入院中の幸子に会いに来てほしいという内容に驚きを隠せない有也のところに、宮崎県の刑務所から電話が。「ある受刑者が、どうしても有也と話がしたいと言っている」と告げる刑務官に代わり、電話に出たのは、なんと傷害罪で服役中の欽三(山寺)だった...。
■青春時代のマドンナを巡るハートウォーミングストーリー

(C)2013やまさき十三/「あさひるばん」製作委員会
「釣りバカ日誌」の原作者でもあるやまざき十三が、原作・脚本・監督を務めた本作の主人公・有也は、フライフィッシングが大好きな壮年男性。その穏やかな物腰とダンディな雰囲気は、有也の自宅兼事務所の入ったビルの1階で宮崎料理店を営む美人女将・寿美(雛形あきこ)が彼に惚れるのも納得だと思わせるほどに魅力的だ。そんな有也を國村は、自身の趣味でもあるフライフィッシングのテクニックや、持ち前の温かな美声を駆使して、リアリティたっぷりに演じた。
有也の親友の1人・欽三は元々は刑事だったものの、仕事中にチンピラを殴ったことが原因で現在は刑務所に服役中。青春時代の憧れの存在・幸子にどうしても会いたい一心で、有也率いる慰問団に紛れて脱獄を図ろうとするほど、自分の心のままに生きている人物だ。そんな欽三を演じる山寺は"顔芸"といっても過言ではないほどの豊かな表情で、"ばん"の心模様を表現している。
もう1人の親友・三郎は、革ジャン&ジーンズスタイルでハーレーダビッドソンのバイクにまたがり、無職生活を満喫している自由人。若々しいビジュアルで登場し、有也と欽三を驚かせる。欽三が服役していた刑務所の所長(秋本奈緒美)が三郎の別居中の妻という関係から、欽三が無事に2泊3日の外出・外泊期間を過ごせるかを見守る役目も担う。そんな三郎を、板尾は持ち前の自由な雰囲気を最大限にいかした自然体の演技で作り上げた。
そして、彼らが再会するきっかけを作った幸子の娘・有三子を演じた桐谷は、母親思いの優しいピュアな美女を好演。母を元気づけようと、彼らの思い出の曲「キッスは目にして」を歌って踊る、あさ・ひる・ばんを「お父さん」と呼んで慕う姿には、欽三と同じように頬が緩んでしまう。

(C)2013やまさき十三/「あさひるばん」製作委員会
また、幸子の父親で野球部監督・雷蔵役の西田敏行も、さすがの存在感であさひるばんを威圧。どうしても有三子の結婚式に出席してほしいという、有也に対し、渓流釣りで勝負を挑むシーンは、西田とやまざき監督の代表作でもある「釣りバカ日誌」を彷彿とさせる名場面だ。
その他にも、彼らのマドンナ・幸子役の斉藤、あさ・ひる・ばんと幸子と因縁のある、かつてのライバル校の4番打者で現・法務副大臣の野沢を演じる松平健、欽三が服役していた刑務所の刑務官・北山役を間寛平が務めるなど、豪華キャスト陣が脇を固めている。
"有三子の結婚式までに幸子と雷蔵を和解させる"という目標に向かって奮闘する"あさひるばんトリオ"。誰かのために頑張るおじさんたちのピュアさに心打たれること確実な、笑って泣けるハートウォーミングストーリーに仕上がっている。あさひるばんトリオと共に、幸子の披露する美しいウェディングドレス姿に感動の涙を流してみては。
文=中村実香
放送情報【スカパー!】
あさひるばん
放送日時:2025年10月9日(木)8:30~、10月22日(水)18:30~
チャンネル:衛星劇場
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
出演:國村隼 板尾創路 山寺宏一 桐谷美玲 斉藤慶子 松平健 西田敏行
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