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菅田将暉、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳ら俳優陣が、強烈な個性のキャラクターを熱演!学園政権闘争コメディ「帝一の國」

2025.9.25(木)

菅田将暉が主演を務め、野村周平、竹内涼真、間宮祥太朗、志尊淳、千葉雄大ら人気俳優が顔を揃えたのが、2017年公開の映画「帝一の國」だ。

全国屈指のエリートが集まる超名門「海帝高校」に首席で入学した赤場帝一(菅田)。父の教えも手伝い、"総理大臣になって自分の国を作る"という壮大な夢を持っている帝一は、夢の実現への近道のために、海帝高校の生徒会長になる必要があった。2年後の生徒会長選挙で優位に立つべく、入学早々、ルーム長となり、さらには今年度の生徒会長選挙立候補者の中でも特に有力と思われる氷室ローランド(間宮)に近付くなど、行動し始める帝一。しかし、幼い頃からのライバルでもある東郷菊馬(野村)の妨害や、人気と人望のある6組のルーム長・大鷹弾(竹内)の登場など、一筋縄ではいかない展開が待ち受ける...。

■豪華俳優陣が、漫画から飛び出してきた強烈な個性の高校生を熱演!

菅田将暉が学園内の政権闘争に命を懸けるエリート高校生を演じた
菅田将暉が学園内の政権闘争に命を懸けるエリート高校生を演じた

(C)2017 フジテレビジョン 集英社 東宝 (C)古屋兎丸/集英社

古屋兎丸による同名人気コミックを、「世界から猫が消えたなら」「キャラクター」の永井聡監督が実写映画化した本作。"学園政権闘争コメディ"と題して、超名門校の生徒会長の座を巡る男子高校生たちの熱い戦いを描いている。

本作が公開された2017年と言えば、主演の菅田は「あゝ、荒野」でのボクサー役や、「火花」で演じた漫才師役など、幅広い役柄に対応し、その高い演技力を発揮していた。そして本作でもゲジゲジ眉毛に七三分けの主人公・帝一を、しっかりと自身のものにしている。生徒会長になることに並々ならぬ熱意をかける帝一を、文字通りの熱演。野心をむき出しにして顔を歪めるなど豊かな表情や、高笑いに高校生らしからぬかしこまった口調など、大げさとも言えるほどの誇張された表現で、漫画原作ならではのコメディ要素を体現している。「総理大臣にならなきゃ生きている意味がない」と切腹しようとするなど、学園内の政権闘争に命をかける帝一。そんな現実ではありえない設定を真面目な顔で熱演するギャップが、物語の面白みを何倍にも増幅させている。

一方で、ただコメディに振り切っているだけではないところが菅田の力量のすごさだ。コミカルなストーリーの中でも、父親から厳しい教育を受けたために胸の内にしまっていた本心やコンプレックス、時に友情に揺れ動かされる心など、帝一の高校生らしい葛藤も描かれている。その時々で揺れる帝一の心情が、菅田の些細に動く表情や目の奥に宿した感情から伝わり、漫画から飛び出してきたような強烈なキャラクターの帝一にも、人間らしさを感じさせる。

そして、そんな帝一を取り巻く生徒たちも実に個性豊かな面々だ。帝一の夢を手助けする友人・榊原光明を志尊が好演。可愛らしい雰囲気を放ちながらも、盗聴器を仕掛けたり作戦を練ったりと、帝一の心強い助手だ。竹内は、海帝高校で帝一が出会う弾を好感度たっぷりに演じている。弾はつらい家庭環境にありながらも。ずるい手段を決して許さない正義感の持ち主で、政権闘争に必死になるがあまりに帝一が無神経なことを言った時にも「帝一を友達だと思っている」と言える心の広さもある。そんな弾の言葉には、帝一が思わず表情を緩ませ、隙を見せる場面も。帝一の高校生らしい素の一面を引き出すほどに、真っすぐで好青年な弾を演じている竹内の存在感がまぶしい。

公開から約8年経った今、見返すと、改めてキャスト陣の豪華さに驚かされる本作。菅田を筆頭に、個性豊かな高校生たちを演じた俳優たちの演技に注目しながら、"学園政権闘争コメディ"の世界に浸ってほしい。

文=HOMINIS編集部

放送情報【スカパー!】

帝一の國
放送日時:2025年9月28日(日)15:00~、10月24日(金)8:20~
チャンネル:WOWOWシネマ
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:菅田将暉 野村周平 竹内涼真 間宮祥太朗 志尊淳 千葉雄大 永野芽郁