朝ドラ「風、薫る」ヒロイン抜擢の上坂樹里が女子高生役で放つ煌めき...木竜麻生、森田望智らが30代女性の青春を体現する夜ドラ「いつか、無重力の宙で」
2025.9.23(火)

連続テレビ小説第113作目「ばけばけ」が、9月29日(月)からの放送開始に向けて新情報が次々と解禁され期待が高まっている。そんな中、早くも注目を集めているのが、その次の"朝ドラ"第114作「風、薫る」で見上愛と共にWヒロインに選ばれた上坂樹里だ。
見上からも「後ろが透けて見えるくらい」と称される透明感を武器に、ネクストブレイク待ったなし。そんな上坂の煌めきを知ることができるのが、"朝ドラの夜版"とも言えるNHKの夜ドラ枠で放送中の「いつか、無重力の宙で」だ。

放送前から「良作の予感がする作品」と注目を集め、第1話から「引き込まれた」と好評の「いつか、無重力の宙で」。宇宙を夢見た高校天文部の女子4人組が13年ぶりに再会し、超小型人工衛星の打ち上げを目指す"2度目の青春"を、現在と過去を行き交いながら描くヒューマンドラマだ。
9月8日からスタートした第1週目では、広告代理店に勤める主人公・飛鳥(木竜麻生)の前に突如現れた天文部時代の友人・ひかり(森田望智)が癌であることが明かされ、「宇宙から地球を見たかった」というひかりの願いを叶えるべく、飛鳥の情熱に再び火が灯り始める様子が描かれた。

飛鳥は自分より他人を優先する性格から頼まれ事を断れず、気づけば残業続きの広告代理店入社9年目の中堅。演じる木竜は多忙な日々をやり過ごすことに慣れてしまった飛鳥の諦念を、周囲に向ける苦々しい笑顔やふとした無表情で表現。その一方で、停滞気味だった人生がかつての仲間との再会により動き出していく高揚感に満ちた微笑みなど、感情をすくい取る丁寧な演技も披露。高校時代で同役を演じる田牧そらの好演も相まり、飛鳥の優しく誠実で芯のある人柄を浮かび上がらせている。

そんな飛鳥に対し、ひかりは周囲を照らす太陽のような存在。演じる森田は、連続テレビ小説「虎に翼」(2024年)など注目作が続き、今作が夜ドラ2作目。病気により宇宙飛行士の夢破れた無念やそのことを隠そうと振る舞う強がりの明るさなど、繊細な感情の揺れ動きを、豊かな表情で活写している。
このひかりの高校生時代を演じるのが上坂だ。ぐいぐいと周囲を巻き込んでしまう天性の明るさ、人懐っこさを持ったキャラクターを違和感なく演じており、透明感を活かしたナチュラルな佇まいは上坂だからこそ。

喋る際に目をぱちくりとする輝かしい眼差しや森田演じる大人期と通じるような緩急のあるセリフ回しなど、チャーミングな人物像を演技でもしっかりと表しており、その達者ぶりにはブレイクも納得。今後が楽しみになるような存在感を放っている。
また、自由奔放かつ現実的な周を片山友希(大人期)と白倉碧空(学生期)が、真面目で堅実な晴子を伊藤万理華(大人期)と山下桐里(学生期)が演じ、一目で同一人物と分かるようなキャスティングや演技のテイストの妙など、見事に2人で1役を作り上げている。

さらに、大河ドラマ「光る君へ」(2024年)で藤原道長を演じた柄本佑が、優しい語り口で飛鳥たち4人を見守る "天の声(語り)"として作品に温かみとユーモアをもたらすなど、見ているのが不思議と心地よく、早くも良作と思える仕上がりとなっている。
2週目では、いよいよ天文部が揃おうというところで過去の軋轢が明かされるなど、目が離せない「いつか、無重力の宙で」。さまざまな困難が待ち受ける中、4人は無事、人工衛星を打ち上げることができるのか?若手実力派キャストが体現する、女性たちの宇宙への旅路を見届けたい。
文=HOMINIS編集部
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