吉岡秀隆が20歳の頃に出演した黒澤明監督作品!長崎で過ごす夏を通して戦争と平和の歴史に触れる物語「八月の狂詩曲」
2025.8.24(日)
9月14日から放送される野田洋次郎とのW主演ドラマ「連続ドラマW 夜の道標 -ある容疑者を巡る記録-」で刑事役を演じる吉岡秀隆。名子役としてブレイクを果たしたドラマ「北の国から」の時代を経て、現在も人間味溢れる演技派俳優として第一線で活躍している。
そんな吉岡が「北の国から」や「男はつらいよ」などのヒット作への出演を経て、成人になる時期に出演したのが巨匠・黒澤明がメガホンをとり、脚本も手がけた「八月の狂詩曲」だ。
(C)1991松竹株式会社
原作は芥川賞に輝いた村田喜代子の「鍋の中」で、主人公で被爆体験を持つ長崎の祖母・鉦を村瀬幸子が、鉦の兄の息子でハワイに住んでいるクラークを人気絶頂期のリチャード・ギアが演じている。吉岡は親たちが不在のため、夏休みを祖母の家で過ごす孫の1人、縦男を演じた。
当時、芝居を続けるかどうか悩んでいたという吉岡は、東京国際映画祭のトークショーで、本作に出演していなかったら今の自分はないと語った。後の2024年に第77回カンヌ国際映画祭の公式ポスタービジュアルにも採用された本作での、吉岡の役どころと演技を振り返ってみたい。
■吉岡が演じるのは孫たちをまとめるお調子者の兄貴分
(C)1991松竹株式会社
晩年の黒澤監督でもある本作がテーマにしているのは、戦争と平和へのメッセージ。長崎市街から少し離れた村に住む祖母の家で夏休みを過ごす4人の孫たちの、少し怖くてドキドキする体験を中心に、自然と描いている。
なぜ縦男たちが祖母・鉦の家に預けられたかというと、その昔、ハワイに渡って成功を収めた鉦の兄から招待の手紙が届き、鉦の息子である忠雄(井川比佐志)と娘・良江(根岸季衣)が代わりに行ったから。とはいえ、やはり兄妹である鉦に来てほしいという旨の手紙が届き、縦男は兄弟が多すぎて記憶が曖昧だという鉦を説得。「ハワイに行くぞ!」と子供同士、ガッツポーズで盛り上がる。
鉦の説得以外の縦男の役目は届いた手紙を朗読することと、壊れているオルガンを修理すること。たびたび吉岡がオルガンを弾く場面が登場するが、実は鍵盤楽器は本作が初挑戦。映画「四日間の奇蹟」ではピアニストを目指していた男を演じていたことも印象的だが、本作ではシューベルトの「野ばら」を歌いながら弾くシーンが登場している。
■祖母の思い出に触れた子供たちの感性と大人たちの対比
孫たちは鉦から10人以上いる兄弟の名前を聞き出したり、祖父が亡くなったという学校を訪ね、原爆でぐにゃぐにゃになったジャングルジムの前で黙祷したりと、鉦の古い記憶に触れる。原爆のことを「ピカ」と表現する祖母の話に最も敏感に反応するのが小学生の信次郎(伊崎充則)だ。
やがて祖母はハワイに行くことを決心するが、その手紙と入れ違いに大人たちが帰ってきてしまう。祖父が死んだ原因をハワイにいる鉦の兄に伝えず、お金のことばかり話している大人たちに違和感を持つ3人に、縦男は「それが大人のリアリズム」とわざと冷めたことをいう。大人と子供の狭間で背伸びしている青年期の縦男をユーモラスに演じる吉岡の芝居は、生き生きとしている。
そして手紙で本当のことを知ったクラークが日本を訪ねてくるのだが、純粋な気持ちで「長崎のことを忘れない」と誓う孫たちと、大人たちの対比は観る者に多くのことを考えさせる。重みのある祖母のセリフと視聴者に衝撃を与えたラストシーン、そして黒澤映画で引き出された若き日の吉岡の演技に注目だ。
文=山本弘子
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