FANTASTICS・八木勇征、自身をテーマにしたアート展で得た発見「やってこなかったことにもっと挑戦したい」
2025.8.14(木)

10名の若手アーティストがそれぞれの感性と技法でFANTASTICS・八木勇征を描き出し、現代アートの魅力と彼の多面性を同時に体感できる「八木勇征 with 一人十色アート展」が、8月10日から8月19日まで渋谷キャスト スペースで開催されている。
音楽や映像の世界で活躍を続ける八木をテーマに、アーティストたちが対談を通して感じ取った"八木勇征像"を作品に落とし込み、さらに八木自身も共同制作に参加。会場では、作品の裏側やここでしか見られない新たな一面が映し出された対談映像も公開されている。
今回HOMINISでは、初めて実物の作品を目にしたときの感動や、客観的な視点から知った"新しい自分"、メンバーからの反応、そして今回の経験を経て芽生えた新たな挑戦への意欲まで、八木が率直に語ったインタビューをお届けする。

――今回、八木さんご自身をテーマに、10人のアーティストがそれぞれの表現で作品を制作されました。実際に完成した作品をご覧になったご感想をお聞かせください
「実物を見るのは今日が初めてなんです。以前、動画で作品を見せていただいたときも感動はありましたが、やはり生で見ると全く違いますね。迫力や臨場感が何倍にも増して、初めて見た時の50倍くらい感動しました。映像では伝わらない大きさや質感、色の深みがあって、作品の前に立った瞬間、アーティストの方々が直接手を動かし、時間をかけて作り上げてくださったことが鮮明に伝わってくるんです。筆致や加工の跡を目の前で感じると、制作の苦労やエネルギーが想像以上に迫ってきます。『ここまで細部に心を注いでくださったんだ』と感動しつつ、この場に足を運んでくださる方にも、きっとその熱が伝わるはずだと確信しました」
――10作品を拝見しましたが、本当に八木さんのさまざまな一面が、色や形、質感を通して表現されています。このアート展を通じて、新たに気づいたことや、改めて感じたことはありましたか?
「客観的に自分を見てくださった視点や、僕が話したことをまったく別の角度から解釈して形にしてくれた作品もありました。自分が発信していたこととは異なる受け止め方をされているのを知ると、『ああ、自分ってこういうふうに見えているんだ』と新しい発見があります。一方で、『この部分はもっと成長できるかもしれない』と感じる瞬間もあって、それはこの展示に参加して初めて抱いた感情でした。今回の作品は、そんな自分を励ましてくれる存在でもあります。強さや魅力をアートで表現していただいたことで、自分もその姿に近づきたいという前向きな気持ちになりました」
――メンバーのみなさんからもコメントが寄せられています。何か印象的な反応はありましたか?
「まずはみんな口を揃えて『すごいね、何それ?』と言ってくれました(笑)。自分自身でも、八木勇征という一人の人間をテーマに10人のアーティストが作品を作ってくださるなんて、少し浮世離れした出来事だと感じていたので、メンバーからしても驚きだったと思います。でも、うちのメンバーはアートが好きな人も多くて、実際に作品にコメントを寄せてくれています。どの作品に反応しているかを見ると、『ああ、やっぱりこの人はこういうテイストが好きなんだな』というのがよくわかって。メンバーの視点を通して、自分でも気づかなかった一面を知ることができたのは、今回の展示ならではの面白さですね」
――共同制作に携わった沼田侑香さんとのやり取りはいかがでしたか?
「対談が終わった時点で、もう頭の中に完成形が浮かんでいたみたいです。『こういう方向で行きたいです』とすぐに言っていただいて、その後、『写真を撮らせてください』という流れになりました。何枚か撮った中で、『この表情が八木さんらしい』と選んでいただき、そこから制作に入るのが本当に早かったです」

――完成した作品は、細部まで非常に凝った作りになっていましたね
「そうなんですよ。動画で見ただけでは気づけなかった部分が、実物を目の前にすると本当に鮮明にわかります。『ここ、熱で溶かしてるんだ』とか、そういう加工や質感は、実際に近くで見ないとわからない。サイズ感も予想以上で、最初に見たときはその大きさに圧倒されました。どの作品も家に飾りたいと思ってしまうくらい、自分のいろんな一面を好きになれるものばかりです。『自分、大好きだね』と言われても構わないくらい(笑)、誇らしい気持ちになれる展示になりました」
――こうしてさまざまな角度から表現されると、ご自身を見つめ直すきっかけにもなりますね
「はい。あとで自分のスマホで一つひとつ撮影して、写真としても残したいと思っています。この時に感じた気持ちはきっと、数年後に見返しても鮮明に蘇るはずです。そうやって、自分の歩みや感情を記録として大切にしていきたいですね」
――最後に、今後挑戦してみたいことを教えてください
「今はお芝居とアーティスト活動、この二つの軸を中心に活動していますが、今回、新しいジャンルにも関わる機会をいただきました。今後はオペラという舞台にも立たせていただく予定です。僕自身はオペラを歌うわけではないですが、全く異なるジャンルに触れることは、表現者としての引き出しを広げる大切な機会だと思っています。これまでやってこなかったことに挑戦し、新しい世界や人、価値観に触れること。それが今の自分にとって必要なことだと実感しています。これからも、好奇心を持ってさまざまな表現に挑んでいきたいですね」
取材・文=川崎龍也
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