ジニョンが「僕ソナ」で見せた等身大の青春。TWICE・ダヒョンとの共演に「本当に格好良かった」
2025.8.12(火)

一緒に歩いた帰り道、雨宿りしたバス停、ふざけ合ったクラスメイトたち――。すべての瞬間が愛おしく、毎日が特別だった"あの頃"が、甘くほろ苦い想い出とともに鮮明によみがえる。
2025年2月に韓国で公開された映画『You Are The Apple of My Eye』(英題)が、日本では『あの夏、僕たちが好きだったソナへ』の邦題で、8月8日より全国公開中。10代後半のかけがえのない青春時代の"何気ない日常"の中にある喜びや切なさとともに描いた本作は、大人になった今だからこそ沁みる"記憶の贈り物"だ。
チョ・ヨンミョン監督の長編デビュー作となる本作では、2000年代初頭の空気感を細やかに再現。まるで卒業アルバムをめくるような映像のなかで、主人公・ジヌの目線を通して、初恋や友情、淡い痛みと成長の物語が丁寧に紡がれていく。
ジヌを演じるのは、俳優・アーティストとして多方面で活躍するジニョン。ヒロイン・ソナを演じるのは、グローバルグループ・TWICEのメンバーであり、本作が映画初主演となるダヒョン。2人が織りなす青春のきらめきと切なさが、観る者の心に静かに沁みわたる。
今回はジニョンに、本作への思い、ダヒョンとの共演エピソード、そして日本のファンへのメッセージを聞いた。

(C)2025 STUDIO TAKE CO., Ltd. & JAYURO PICTURES CO., Ltd.
――脚本を読んだ時の第一印象を教えてください
「もともとこの原作映画が大好きだったんです。5回ぐらい観たことがあって、すごくよく知っている作品だったので、最初にリメイクのお話をいただいたときは、『私に演じられるかな?演じてもいいのかな?』と迷いもありました。でも、それくらい好きな作品だったからこそ、出演することを決めました」
――共演されたダヒョンさんの印象的だったエピソードがあれば教えてください
「今でもずっと思い返されるのは、ダヒョンさんが嗚咽するシーンです。とても難しい感情のシーンだったので、私自身も心配していましたし、ダヒョンさんもすごく不安を感じていたと思います。でも、いざカメラが回ると、本当にあふれるような思いで涙を流していて、その感情がすべて涙に表れていました。私も、どうしていいか分からないくらい戸惑ってしまったのを覚えています。撮影中に『これは本当に素晴らしいシーンが撮れているな』と思いましたし、カメラがオフになった後も、ダヒョンさんはそのこみ上げてくる涙を抑えきれずにずっと泣いていたんです。本当に役に深く入り込むのが上手い俳優なんだなと思いましたし、その姿がとても格好良く見えました」
――その涙は、テストの段階から出ていたのですか?それとも本番で一気に感情が出たのでしょうか?
「本番のときに、ものすごく泣いていました。そのシーンでは涙があふれすぎて、セリフを続けられないほどだったんです。ずっと涙が止まらない状態だったのですが、私はできる限りそのダヒョンさんの感情を受け止めながら、落ち着くのを待っていました。でも、その分感情が最もよく表現されていたのは、そのシーンだったと思います」

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――撮影の中で心の残ったシーンやセリフがあれば教えてください
「後半のとあるセリフで、『俺はこれからも幼稚でいる』という言葉があるんですけれども、これが本作、そしてジヌという人物を一言で表していると思いました。子供っぽさを残している彼が、最後に感じた痛みを、このセリフがうまく昇華してくれている気がして。そういう意味でも、このセリフがとても好きです」
――映画の中では"初恋"や"別れ"といった感情が丁寧に描かれていますが、今回の作品を通して「愛」について新たに考えたことがあれば教えてください
「私がすごく強く感じたのは、子供の頃の初恋の思い出や、これまで忘れていたり、忘れかけていた記憶が、この作品を通してよみがえってきたことです。それで映画を観ながら改めて感じたのは、"今この瞬間を大切にして、感謝しながら生きていこう"、そして"悔いのないように生きていこう"ということでした」
――主題歌の「You Are the Apple of My Eye」は、ダヒョンさんと作詞作曲をされたとのことですが、どのように楽曲制作していきましたか?
「最初から2人で一緒に曲作りをしました。メロディーも歌詞もアイデアを出し合いながら、1つ1つを最初から最後まで組み立てていくように、一緒に作っていきました」

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――最後に、日本のファンの皆さんへメッセージをお願いします
「この映画は、思い出や郷愁を呼び起こす作品でもあると思います。また、同時にいろいろな教訓やメッセージを与えてくれる作品でもあると思います。過去は通り過ぎていくということを前提に、『今生きているこの瞬間への感謝』や『悔いなくこの瞬間を生きていこう』という、"今この瞬間がいかに重要なのか"というメッセージを届けてくれる作品でもあると思います。多様なこの時代を経験し、この時期を経てきた大人の方たちも楽しんでいただける作品だと思います」
文=HOMINIS編集部
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