ROF-MAO・加賀美ハヤト、剣持刀也、不破湊、甲斐田晴が、ライブ名通り「Limitless」なパフォーマンスを披露!にじさんじらしい、企画にドッキリも見逃せない!
2025.7.31(木)

VTuberグループ「にじさんじ」に所属するグループROF-MAOが2度目となる単独ライブ「Limitless」をKアリーナ横浜にて開催した。ROF-MAOとは加賀美ハヤト、剣持刀也、不破湊、甲斐田晴の4人からなるユニットでグループのYouTubeチャンネルも人気を博している。今回のライブは1年以上ぶりとなる単独ライブで、待ち望んでいたファンたちは足取り軽く会場へと集結した。

にじさんじのライブとなると映像で始まることが多い。しかし、本公演ではバンドの生演奏の音と共に4人がスポットライトを浴びて登場。歓声の中の1曲目は「New Street, New world」。初単独ライブのライブ名にもなった熱い曲がファンの情熱をかきたてる。休む間もなく「情熱的ボーイ」「ガム」「一撃」とエキセントリックな音楽たちが会場を包み込む。ROF-MAOのメンバーは歌が上手いライバーが多いにじさんじの中でも特に歌に定評のあるメンバーが多いが、開幕からの4曲では全員が120%の力を発揮しているかのような歌声が連なっていく。
ライブの初MCではテンションの上がりきったメンバーたちが会場の美しいサイリウムに感動しつつ、息のあったトークを繰り広げていく。特に自動制御のサイリウムは美しく、メンバーカラーにない色でも会場を染め上げた。

MC直後の無料パート最後となる曲「勝利の歌~最強無敵ナンバーワン~」ではステージを彩る炎と共に早着替えを終えた4人がファンとコール&レスポンスを楽しむ。走り出した4人は止まらない。続いたのは「2nd LIVE Specialメドレー」でその曲数は8曲。主にサビを中心としたメドレーがファンを獰猛に襲う。休む暇もないメドレーの中、メンバーそれぞれがラップ、デスボイス、ハイトーンボイスを素晴らしいクオリティで紡いでいく。文字通りメンバー、ファンが互いに休みない幸せな時間だった。

メドレーが終わると、加賀美は思わず怒涛の曲数に「安心しました」の一言。甲斐田も「おれたち何曲やったんだ!?」と当人たちも困惑だ。その中でも息一つ切れていない4人に裏の努力が垣間見える。
休みも束の間、甲斐田が「会場の熱い空気をリフレッシュしましょう!」というと「Refresh.exe」がスタート。ここまでの曲たちは炎天下の空模様を友人と全力疾走していたような気持ちだったが、この曲では草原を涼しい風と共に歩いているようだ。まさに適所といえるような曲の配置だ。
空気が変わると、会場が紫に染まり一気に怪しげなムードへ。流れ出すのは「感情BONDING」。ディスコにいるかのようなこの曲でファンのサイリウムが上下にリズムを刻む。続く「Bring it on」は同じく夜が似合う曲。甲斐田のキリングパートで一際大きい歓声があがったこの曲の途中では4人の着ぐるみが。唐突な登場に黄色い悲鳴に驚嘆がのった。着ぐるみの説明も置き去りにラップが特徴的な「布袋尊」が続くと、更に衣装チェンジをし「AGATTA」へと繋がる。タオルを回すこの曲はまさにライブのボルテージをあげる曲。4人それぞれが歌いながら高く飛び、誰が一番高いか甲乙つけがたいほど全力で会場を巻き込んでいく。その渦の中で「Hands Up」が流れると、会場の一体感は今日一番。笑顔で全員が手をかかげた。

MCでは4人に追従するファンたちにメンバーたちも思わず「ナイス!」の声。お互いがお互いを支え合っていることがよくわかる。剣持が「ブラックが許されている場所だ...」と冗談を交えてこぼすと思わず笑いがこぼれた。また不破が「表ではあまり遊んでいない我々ですが...」と告げるとメンバーからは「そうだけど、信じられないくらい顔を合わせている」と裏側でのハードな練習が伺える。それはMCの度に全く疲れていない彼らをみれば一目瞭然だろう。
「あまりやっていない曲をやります」と終盤の曲として「知っている手紙」が演奏される。人の背中を押すような歌詞と4人の力強い歌声が迷える誰かをきっと導いただろう。
直後の「今日みたいに」はライブ最後の曲。激しい曲が多かったライブの締めは歌詞と4人の歌声が真っ直ぐに刺さる。全員素晴らしかったが、特にこの曲の加賀美は圧巻だ。太く1人の人間とは思えないほどの声量が会場を温かく包み込んだ。

アンコールはYouTubeチャンネルより、ろふまお塾の企画よりスタート。スタッフが選んだ不破・甲斐田のソロ曲の歌唱をかけた企画となっており、3つのチャレンジの1つでも成功させると2人がソロ曲の歌唱を回避できるというものだ。しかし、それぞれのチャレンジはかすりもせず失敗。無事に2人の歌唱が決まった。

そうして始まった甲斐田の「古傷マーモット」では他のメンバーが椅子に座り甲斐田を見守る。今までのエモさが噓にみえるほどの歌詞とアンバランスにうまい甲斐田の歌声が会場を爆笑へと誘う。不破の「哲学ニンゲン」も負けてはおらず曲の長さ自体が8分を誇る上に、最後にはまさかのアドリブでもう1小節増やされる。このサプライズに不破は思わず大困惑でメンバーをじっと見つめたが、最後には「まあ、でもいっかー!!」と会場大爆笑で幕を閉じた。


加賀美が「改めて、アンコールありがとうございます!」というと、ライブはROF-MAOの手元へ。そうして仕切り直された「I wanna! You wanna!」で会場のボルテージがあがる。ここから更にライブはヒートアップしていくのか!?と思われた矢先、今日初のカバー曲「アイドル」が流れるとなんと剣持から「聞いてない!聞いてない!」の大声。噓のようだが、これは剣持へのガチドッキリ。可愛らしく完璧に踊る3人とは対照的に剣持が「うおおおおおおい!」と一人一人に叫び続けるも、「アイドル」はフル尺で披露された。

ドッキリの波乱冷めやらぬ中、披露されたLimitlessライブTシャツ3Dモデルの4人と先ほどの着ぐるみと共に先ほどCメロで「I wanna! You wanna!」が再開。色々なことがあってもすぐにコールに戻れるファンたちにメンバーからも笑顔がこぼれる。
波乱万丈のライブも本当の終幕へ。加賀美から告げられた「26」という数字はなんとここまでの曲数。それでも喉が壊れない彼らに驚きが隠せない。またメンバーそれぞれが感謝を述べていく。その中で印象的なのは彼らが「4年」という歳月を嚙みしめていたこと。
大学生が入学して卒業するまでと同じ年数は短いようでとても長く、人生を歩む中でその長さを身に染みてわかっている大人な彼らだからこそ魅力的な年輪になったのだ。そしてこれからもその年輪は刻むことをやめない。そんな彼らにファンも嬉しそうについていくだろう。飾らない彼らが最後に紡いだのは「フルカウント」。次の一球で進退が決まる状態から軽々予想を越えていく、彼らが存分に想像できるこの曲はまさに今回のライブにふさわしい曲だった。


しかし、サプライズ好きな彼らはこれでは終わらない。アナウンスで会場を引き止めると、「DiVE !N」を披露。ラストにして飛び込むこの曲にファンはきっと彼らの未来ワクワクしたはずだ。これからも4人の「LIMITLESS」な活躍を見逃すな。
文=田中諒
⒞ANYCOLOR, Inc.
ライブ情報
ROF-MAO 2nd LIVE “Limitless”
2025年6月9日(月) 20:00 〜 2025年8月3日(日) 23:59
タイムシフト視聴期限
2025年8月4日(月) 23:59 まで
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