池田匡志と堀夏喜が大切な人に再会したら?優しいボーイズラブ描くドラマ『雨上がりの僕らについて』を経て変わった心境
2025.7.30(水)

テレ東系ドラマNEXT枠にて連続ドラマ「雨上がりの僕らについて」が放送中だ。
本作は高校時代の元親友との再会をきっかけに恋が動き出すボーイズラブドラマ。丁寧な心の機微を描いた原作漫画は多くの人々に愛されている。
今回は、恋に臆病になっている奏振一郎を演じた池田匡志、奏の高校時代の親友であり片思い相手であった真城洸輔を演じた堀夏喜にインタビューを実施した。
――原作は漫画作品ですが、原作やドラマ脚本を最初に読んだときの感想をお聞かせください。
池田「純粋にもどかしい2人、不器用な2人をすごく応援したくなるような優しい物語だと思いました」
堀「大きな出来事があるわけではないのですが、日常の中の些細な悩みとか、そういったことを繊細に描いていて、リアリティを感じられて共感でき、すごく身近に感じられるなと思いました」
――撮影に入ってみて、原作との印象の違いを感じた部分や、演じてみて印象が変わった部分はありましたか?
池田「原作では描かれない部分や、『このセリフがこういうふうになるんだ』と思うことがありました。もちろん原作を元に動いてはいるのですが、違いは感じながら撮影していました」
堀「実際に演じてみると、『こんなにも悩んでいたんだ』と感じた気がしますね。ずっしりくる部分がたくさんあって、やってみないとわからなかったかもしれないです」
――演じていくうえで、2人の距離感で気をつけていた部分はありましたか?
池田「奏としては昔好きだった人が相手で、もう恋はしないという決意もある。過去の傷もあるので、再会してから徐々に関係を築いていく距離感は意識しました」
堀「撮影する順番がバラバラだったので、ストーリーの時系列は意識しました。高校時代も描かれていますし、大人になって再会してから日が経つにつれてどんどん関係性も変わっていくので、今はどんな距離感かいいのか?意識しながらやりました」
池田「すごく仲のいいシーンをやった後すぐに別のシーンで、『なんかめっちゃ仲良くなってない?』みたいなね」
堀「そうそう。呼び方の違いも途中で出てくるんですよ。そこを思い出しながら(笑)」
池田「ずっとそっちの名前で呼んでいたら、違うわってなったりね」
――役作りについて意識したことはありましたか?
池田「僕とは違った一面がたくさんあって、日常から馴染むように、些細なことですが、まりもと豆苗を買ってみたりして。奏は料理が好きなので、僕もめちゃくちゃ練習してみました。奏のおかげで家での僕がガラッと変わって、部屋が綺麗になりましたし、料理もそのまま続けています」

(c)らくたしょうこ・一迅社/「雨上がりの僕らについて」製作委員会
――具体的にどういった料理を作られたんですか?
池田「豆苗があるので、卵とさっと炒めたりします。あとは、ドラマの中でサバ料理がたくさん出てきて、僕もサバが好きなので、サバ料理に豆苗を合わせようと挑戦しました。最初は全然できなくて、『なにこのご飯』と思うこともあったのですが、挑戦すること自体が僕にとっては全然なかった経験なので、良かったなと思います」
――次に挑戦してみたいメニューはあるんですか?
池田「ちょっとハードルは高いのですが、魚をさばいてみたいですね」
――堀さんは役作りの面でいかがでしたか?
堀「真城ははつらつとしたキャラクターで、僕は普段感情の起伏がないタイプなので、笑顔が難しかったです。ただ、一方で抱えているものがある人間でもあったから、過去のことを考えているときはすごく入り込みやすかったですね。でも普段の明るい感じはなかなかつかめなくて、とても苦戦しました」
――その明るい感じをつかむきっかけなどはあったのでしょうか?
堀「現場にだんだん慣れて、回数をやっていくうちに馴染んでいった感じですかね。笑顔は本当に難しかった。表情筋が鍛えられましたね(笑)」
――では、堀さんが真城に影響を受けた部分はどこでしょうか?
堀「元々運動するのが好きなのですが、撮影中はがっつり体重を増やすトレーニングはやめていたんです。でも、撮影が終わってからウェイトトレーニングを頑張って、今は4キロ増えました。あと4キロぐらい増やすつもりです」
池田「それはもう、真城の活力でね」
――堀さんがこういうキャラクターでドラマに出ていると、FANTASTICSのメンバーも驚かされそうですね。
堀「たしかに、なかなかこういうキャラクターを演じていることはないと思いますね。普段こんな感じではないので、メンバーにも見ていただきたいです」

(c)らくたしょうこ・一迅社/「雨上がりの僕らについて」製作委員会
――ドラマの中身についても伺いたいのですが、お二人から見て奏と真城の関係は恋と愛、どちらだと思いますか?
池田「愛と恋の定義が僕全然わからなくて」
堀「個人の価値観でしょ」
池田「じゃあ愛でしょ。恋か愛かどっちが上かにもよりますけど、僕は愛だと思います」
堀「僕は恋かな。どっちが上とかないのであれば、恋という印象がありました」
――お二人が昔の大切な人に再会したらどう接しますか?
池田「この作品に参加するまでは、ちょっと気まずいし、逃げそうだと思いましたが、ドラマを経て一歩踏み出す勇気はついた気がします。今もし大切な仲間に会えたら、明るく話しかけたいと思います」
堀「僕は昔の自分と今の自分は全然違うと思うのですが、今の僕を全面に出して行きたいなと思いますね。気にせずに今の自分で会えたらなと思います」
――タイトルになぞらえて、最近雨が上がったなと感じることはありましたか?
堀「詩人のような質問ですね」
池田「僕は整理整頓が苦手だったんです。でも奏を通して綺麗好きになって、撮影期間を経て家が綺麗になっていって、成長したなと思います」
堀「僕は今ライブに向けての制作期間中で、やることが山積みで。今は曇りかもしれないです。7月に本番があるので、そこが来たらパーッと晴れるかなと思います」
――では、最後にドラマ内で見てほしいシーンだったり、苦労したシーンを教えてください。
池田「1話だと、雨が降る中2人の思いがぶつかり合うシーンは注目していただきたいです。いっぱい濡れたもんね」
堀「大変だったね。濡れすぎて、寒さで顔が最初と最後で明らかに変わっていってね」
池田「あとは胸キュンシーン。今後もたくさん出てくるので、そこは注目していただきたいなと思います」
堀「僕はいろいろ経たうえでの最終話のラストシーン。撮影していても幸せな気持ちになったし、すごくいいシーンだったなと。最初から見たうえで最後までしっかりと見届けてほしいです」

(c)らくたしょうこ・一迅社/「雨上がりの僕らについて」製作委員会
取材・文=まっつ
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