"夏の主役"は誰だ?『5★STAR GP 2025』直前、舞華・羽南・安納サオリらスターダム選手が語る本音と期待
2025.7.23(水)

今年もスターダム"夏の主役"を決めるSammy presents「STARDOM 5★STAR GP 2025 ×リベパチ・リベスロ」の熱い戦いが幕を開ける。全32選手による真夏のシングル最強決定戦は、昨年の全勝優勝者・舞華がケガで欠場する中、スターダム現王者・上谷沙弥、スターライト・キッドをはじめとしたスター選手や、初出場する期待の若手選手、更にはIWGP女子王者・Sareeeの参戦表明などで、大きな注目を集めている。
そんな中、FIGHTING TV サムライの番組『煌めく☆まるごとスターダム』では、レイザーラモンをMCに、AZM、舞華、羽南、安納サオリ、壮麗亜美、HANAKOらスターダムの人気選手が集結して『STARDOM 5★STAR GP 2025』を直前特集する。今回のインタビューでは、収録直後の彼女たちに大会への思いや心境の変化、"夏のルーティン"や"勝負メシ"まで、さまざまな視点から話を聞いた。
――今回の番組収録はいかがでしたか?
HANAKO「今回、初めて『5★STAR GP』に出場することになって、あらためて今までの大会も振り返ってみたんです。番組に出演してより『いよいよ自分もこの場所に立つんだ』って気持ちが引き締まりましたね」
安納「私は去年もこの直前特集に呼んでもらったんですけど、今年はまた違う顔ぶれで、見える景色も全然違うなって思いました。やっぱり毎年『今年もやるぞ!』っていう気合いが入ります」
壮麗「私はこれまで同じユニットのメンバーと行動することが多かったんですけど、今回は本当にいろんなユニットやいろんな選手と共演できて新鮮でした。話す機会もあまりなかったので、そういう意味でもすごく面白かったです。それに、今年は(ケガから)復帰して初めての『5★STAR GP』なので、ちゃんと結果を出したいなって気持ちがより強くなりました」
舞華「去年優勝した身として、今年は(ケガで)出場できないんですけど、こうやって番組に呼んでもらえたのは本当にありがたかったです。ゲスト解説という形で、出られない分の悔しさをパワーに変えて、1人ひとりの選手をしっかり見ていこう、みんなが最後まで走りきれるように見届けよう、そんな気持ちが大きくなりました」
羽南「私も、(番組で過去の大会を)振り返ってみたらつい泣いちゃったりして(笑)。自分が思っていた以上に『5★STAR GP』に対する気持ちが強かったんだなって、あらためて気づかされました。すごく良い機会をもらったなって、感謝しています」
AZM「私はこの直前特集に初めて出させてもらったんですけど、みんなでいろいろ話す中で、目標とか思い出に残っている試合とかをあらためて言葉にすることで、新しい目標も再確認できた気がします。ありがたかったです。

(C)煌めく★まるごとスターダム
――3月に発表された「スカパー! 熱狂度ランキング」で、プロレスがモータースポーツ・バレーボールに続いて、3位にランクインしました。この結果についてどう思いますか?
舞華「やっぱりコロナが明けて、声出しができるようになってきたのは大きいと思います。お客さんもどんどん声を出してくれるし、今は本当に会場の熱がすごいですよね」
安納「最初はちょっと恥ずかしそうな空気もあったんですけど、『極悪女王』とかのキャラクターでプロレスを知ってくれる人も増えたと思うんです。もともと知らなかった人が試合を見に来てくれて、口コミとかSNS、いろんなところで広がった結果がこうして数字に表れているのかなって、個人的に感じています」
――今回の『5★STAR GP』初戦の対戦相手が決まりました。それぞれどんな思いがありますか?
AZM「私の初戦の相手は(刀羅)ナツコで、デビュー戦の相手を務めたんですけど、普段はなかなかシングルで組まれることが少ないカードだし、こういうリーグ戦ならではの特別な試合だと思います。パイセンとしてしっかりぶつかっていきたいし、(相手は)ヒールなので反則もいろいろやってくると思うんですけど、それを全部乗り越えて勝ちたいです」
羽南「私は稲葉あずさ選手と初めてのシングルです。タッグやリーグ戦では何度か当たって負けが続いてるので、ここでしっかり勝って、流れを変えたいです。シングルで勢いをつけていきたいですね」
壮麗「私はさくらあや選手と初戦です。彼女も長い欠場期間を経ての復帰で、その鬱憤を今晴らしている最中だと思うんですけど、『5★STAR GP』の過酷さをしっかり教えてあげたいですね。新人枠で出場する特別さも感じていると思うので、自分も全力でぶつかっていきたいです」
安納「私は飯田沙耶選手が相手です。タッグのタイトルマッチでも負けてるし、ここ最近ずっと勝ててないんですけど、シングルはまだやったことがなくて。飯田選手と言えばチョップがすごいので、その対策も考えつつ、今年こそ初戦で勝ちたいです。私、今まで初戦で勝ったことがないので、今回はしっかり勝っていいスタートを切りたいです」
HANAKO「私の相手は八神蘭奈選手です。令和5年デビュー組で、唯一シングルをしたことがなかった相手なので、すごく意識しています。(今年の)CATCH THE WAVEでも結果を出している選手で、すごく強くなってるなって感じます。負けたくない相手だし、ここでしっかり勝って、『令和5年デビュー組の1番は私だ』って言えるように頑張ります」

(C)煌めく★まるごとスターダム
――羽南選手は上谷沙弥選手と同じブロックで対戦がありますが、あらためて意気込みを聞かせていただけますか?
羽南「上谷沙弥を止められるのは私しかいないと思っています。この試合で絶対に勝って、ブロック1位になりたいです。(会場の)後楽園は東京でアクセスもいいので、たくさんの人に観に来てもらいたい。上谷沙弥選手のテレビを見ている人たちの前で、必ず勝って名前を売ります(笑)」
――安納選手と壮麗選手は8月3日、宇都宮大会での対戦も決まっています。お互いにどんな印象ですか?どんな試合を想定していますか?
安納「去年の5月に戦った時は、"自分の力で流れをつかもう"と思ってリングに上がりました。彼女はパワーも運もある選手だなと感じてます。この1年、リングを離れていた期間もあったので、どんなパワーを出してくるのか怖い部分もあるけど、それに負けない力で押しつぶしたいです」
壮麗「私はこの1年分の鬱憤が溜まりに溜まっていて、それを『5★STAR GP』で全部出したいです。白いベルトの試合では本当に悔しい思いをしたし、その直後に欠場になってしまったので、この大会にすべてをぶつけるつもりです」

(C)煌めく★まるごとスターダム
――AZM選手には4月にも戦ったスターライト・キッド選手との1戦に向けて、意気込みをお願いします
AZM「白いベルトをかけてキッドと戦った時、シングルではずっと私が勝ち越していたんですけど、この前はキッドが5年ぶりくらいに私から勝ったんです。10歳ぐらいの時からお互いキッズファイターとしてライバルで、キッドがいたからこそ"強くなろう""プロレスを続けよう"と思えた部分もあって。あの敗戦は自分を見直すきっかけになりました。短い期間ですが、この間でまた成長できたので、次のシングルでは絶対に勝って、勝ち越しを目指します」
――『5★STAR GP』初出場となるHANAKO選手ですが、今の気持ちを教えてください
HANAKO「私は『BLUE STARS-B』で出場します。今までも頑張ってきたつもりなんですが、それがなかなか結果につながらなくて。でも、今回この『5★STAR GP』に出られるチャンスをもらったので、ここでしっかり勝ち上がって、自分の自信につなげたいです」

(C)煌めく★まるごとスターダム
――舞華選手は今回は欠場という立場で『5★STAR GP』を外から見ることになりますが、注目している選手は?
舞華「羽南、上谷沙弥、AZM、ボジラ、壮麗。このあたりですね。でも、正直みんな気になる。若手が今まで出られなかったのが『5★STAR GP』だったし、実力がないと上がれない舞台だった。今年は若手も増えてきているので、厳しさをちゃんと伝えないといけないなって思うし、みんなに怪我なく完走してもらいたいです。いろんなストーリーが生まれる大会になる予感がしています」
――今年の優勝予想、ズバリどなたでしょう?
舞華「上谷沙弥選手かな、って思います。今すごく勢いがあるし、ちょっと"狂気"もあるというか(笑)。(所属ユニットのH.A.T.Eの)人数も多い中で、その辺りをうまく使って賢く勝ち抜くタイプだと思うので。そこに注目してます」
――去年優勝した時、マントと王冠を身に着けた瞬間は、どんな景色でしたか?
舞華「いやもう、すごかったですね!本当に例えで言うと、曇ってた視界が一気に晴れた感じというか。ここまで来たんだな、世界が明るくなったなっていう、そんな気持ちでした。今までのモヤモヤや悔しかった記憶が全部一気に晴れたような感覚でした」

(C)煌めく★まるごとスターダム
――試合前に行っているルーティーンや、気持ち・体調を整えるために大事にしていることはありますか?
AZM「『5★STAR GP』に限らず、タイトルマッチとか気合い入れたい時は、シュートボクシングをやっていたこともあって、ミット打ちに行くことが多いです。バシッと集中モードに入れますね」
羽南「私はタイトルマッチの前、家の排水口を掃除するのがルーティーンです(笑)。緊張で寝られなくなるタイプなんですけど、掃除していると気持ちが落ち着くんですよ」
舞華「私は普段ほぼ毎日お酒を飲んでるんですけど、試合の前日や大事な日の前だけは絶対に飲みません。でも、夜興行だったらその日の夜は飲みます(笑)。お酒を飲んでる時間は自分のための時間って感じがして、その時間がすごく贅沢で好きなんです。普段は人のために動くことが多いので、唯一自分に戻れる瞬間ですね」
壮麗「私は逆にこれをしなきゃっていうルーティーンはあまり作らないようにしています。もしそれができなかったら嫌なので、日頃からコンディションを一定に保つことを大事にしています。強いて言えば、美容室に行ったりネイルを整えたり、見た目のケアですかね」
安納「どこにも出してない情報なんですけど、勝負飯はスンドゥブです。普段は全然料理しないんですが、大事な試合の前だけは自分でスンドゥブを作って食べます。それと、足つぼマッサージに行って、しっかり寝る。タイトルマッチの前は逆立ちをして気合いを入れます」
――今のお話を聞いて、「勝負飯」も気になりました。みなさん試合前や試合後に食べる"定番メニュー"はありますか?
舞華「私は唐揚げが定番です。揚げ物を食べると油で喉が潤うというか(笑)、試合前のルーティーンみたいになってます」
AZM「私は試合前というより、試合後に『これを食べるから頑張る!』って感じです。生牡蠣が大好きで、できればいくら当たっても食べたいんですけど、試合前に当たって欠場はできないから、試合が終わってからご褒美で食べます。レバーも好きなので、よく食べてます」
HANAKO「私はこれといった勝負飯はないんですが、毎回エナジードリンクを飲んでから試合に臨んでいます。あと、いつも手のひらに"人"という字を三回書いて飲み込むのがゲン担ぎです」

(C)煌めく★まるごとスターダム
――最近、女子プロレスを初めて観る方や新しいファンも増えていると思います。ご自身の試合やパフォーマンスで、ここを1番見てほしい!というポイントは?
AZM「私は"高速爆弾娘"というキャッチフレーズでやっています。誰が見ても『速い!』って思ってもらえるような動きに注目してほしいですし、近未来感あるコスチュームやライトでも印象に残るようにしています。名前が覚えられなくても、"あの光ってた子"って思い出してもらえたらうれしいです」
羽南「私はプロレスって受けることもすごく大事だと思っていて。たくさん受けて、でも最後は勝つ、っていう自分のスタイルを見てほしいです」
舞華「私も、どんな技でもしっかり受けきる、受け止めるっていうのが信念です。あとは和風が1番似合う女としてやっているんですが、キャラクターや自己プロデュースの部分も含めて楽しんでほしいです。スターダムはみんな自己プロデュースがすごいので、いろんな個性にも注目してほしいです」
壮麗「私は去年1年間ずっと解説をやっていたので、『解説の人だと思ってた』って言われることも多いんです(笑)。でも今はパワーファイターとして、でっかい選手の中でも自分のパワフルさをしっかり見せたい。今はガウンに白い龍がついているので、そこも注目してください」
舞華「なんで白い龍なの?」
壮麗「『龍が如く』が好きだからです(笑)」
安納「私は入場から空気を変えるつもりで歩いています。入場の華やかさと、試合後のボロボロな姿、両方がプロレスの魅力だと思っているので、そこを見てもらいたいですね」
HANAKO「私は今、日本で1番背が高い女子プロレスラーとしてやらせてもらっているんですが、昔はコンプレックスだった身長を、今は自分の武器にして戦っています。試合でぜひ注目してください」

(C)煌めく★まるごとスターダム
――ファンの皆さんへ、番組や大会に向けて一言ずつお願いします
AZM「今回の番組もそうだし、大会も楽しみにしてくれているファンの方がたくさんいて、すごくうれしいです。やっぱり会場と番組で、見える景色や雰囲気も違うので、そういうギャップも含めて、これからも楽しんでもらえたらなって思います」
羽南「試合だけじゃなくて、こういう番組では普段見られない一面もたくさん出しているので、もっとプロレスを深く知ってもらえたらうれしいです。試合も番組も、どちらもぜひチェックしてください!」
舞華「リング上とのギャップもプロレスの面白さだと思います。私はまだ選手として復帰できていないですけど、番組を通してスターダムやプロレスの良さを伝えていきたいので、ぜひ番組も見てくれたらうれしいです」
壮麗「みんなも言ってくれたんですけど、『5★STAR GP』は本当に過酷な夏です。私たち選手も怪我なく、全力で駆け抜けますので、会場やスカパー!さんで、その熱い夏を一緒に見届けてほしいです」
安納「今日見ていただいただけでも個性豊かな選手ばかりだと思うんですけど、実はもっといるんですよ(笑)。絶対"推し"が見つかるので、自信を持っておすすめできます。会場でもスカパー!でも、ぜひプロレスを楽しんでください!」
HANAKO「こういう、選手が話す番組って、リングで戦う姿だけじゃ分からないプロレスへの想いとかが伝わると思うので、番組も試合も、たくさん見てもらえたらうれしいです」
取材・文=川崎龍也 撮影=MISUMI
放送・配信情報
煌めく☆まるごとスターダム #35 「5★STAR GP 2025」直前特集
出演者:レイザーラモン(MC)、小坂井祐莉絵(アシスタント)
舞華、羽南、安納サオリ、壮麗亜美、HANAKO、AZM(スターダム)
放送・配信日時:2025年7月24日(木)22:00~23:00 他
STARDOM 5★STAR GP 2025 ~開幕戦~(生中継)
対戦カード:https://wwr-stardom.com/event/20250727/
放送・配信日時:2025年7月27日(日)16:00~21:00予定
STARDOM 5★STAR GP 2025 ~優勝決定戦~(生中継)
対戦カード:未定
放送・配信日時:2025年8月23日(土)16:00~21:00予定
チャンネル:FIGHTING TV サムライ
配信:サムライTVオンデマンド
※放送・配信スケジュールは変更になる場合があります
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