ヨ・ジングが「時代劇の申し子」たる所以とは...?子役時代の代表作「太陽を抱く月」など、時代劇の出演キャリアを生かした異色の歴史トークバラエティ
2025.7.18(金)

今年8月には28歳となり、映画「サッド・ムービー」(2005年)でのデビュー以来、既に芸歴20年を誇る"若きベテラン"ヨ・ジング。
天才子役の名をほしいままにしてきた彼も、歌姫IUとのロマンスが話題となった「ホテルデルーナ~月明かりの恋人~」(2019年)や、"歴代最高のサスペンドラマ"として高い評価を得た「怪物」(2021年)など、近年は多彩な現代ドラマで成熟した魅力を放っている。
それでも"時代劇の申し子"とまで呼ばれてきたジングの、時代劇のイメージは未だ根強いものがある。キム・スヒョン演じる若き王イ・フォンの少年期を担った「太陽を抱く月」(2012年)や、精神を病む国王と道化師の一人二役を見事に演じ分けた「王になった男」(2019年)――そんな数々の名作時代劇で知られる彼のキャリアを語る上で、非常にレアな出演番組といえるのが「シーン三国志」だ。

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7月19日(土)よりMnetにて日本初放送される「シーン三国志」は、誰もが存在は知っているものの、膨大な量と話の複雑さから敬遠してしまいがちな歴史小説「三国志」を、ユニークな切り口で分かりやすく解説するトークショー形式の歴史バラエティ。
歴史講師のチェ・テソン、三国志ファンとして独自の解釈を織り交ぜて語る動画クリエイターのチムチャクメン(イ・マルニョン)をはじめ、精神科医や中国語研究者まで、各分野の専門家が並ぶ中、これが初のトークショー出演となるジングは、「麗~花萌ゆる8人の皇子たち~」(2016年)や「最愛の敵~王たる宿命」(2022年)で知られる女優カン・ハンナと共に、作中の印象深いセリフを読み上げるという役割を担いながら、三国志の世界を学んでいく。

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「子どもの頃、読んでも怒られない唯一の漫画だった」という、自分にとっての「三国志」のイメージを率直に明かす一方で、進行役を担うチェ・テソンからの質問には、当時の人々の気持ちを慮り、言葉を選びながら自らの見解を語っていく。
そうかと思えば、「三国志」で最も名が知られている劉備・関羽・張飛の人物像を掘り下げる第1話では、"桃園の誓い"についての斬新すぎる解釈に、思わず笑い声をあげて等身大のリアクションを見せるなど、随所でジングの誠実で飾らない人となりが顔を出す。

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また、「太陽を抱く月」で自身が演じたイ・フォン役と同じように、異母兄弟が並び立つ朝廷の世継ぎ問題に話が及んだ際には、「これは大変だ...」と漏らし、「私は子どもの頃から時代劇に出ています。母親が違う兄弟というのは...血を見ることになりますよ」と力説する場面も。「正室の子と、側室の子、どちらを(王に)選ぶべきか?」という議論には、「幼い方の子どもを選ぶ。数年でも長く教育できた方がいいです」と、説得力たっぷりに語るジングの姿には、専門家からも感嘆の声があがっていた。

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さらに"桃園の誓い"の言葉をはじめ、ジングの"イケボ"で読み上げられるセリフの数々は、聞き取りやすく、もう少し長尺で聞いていたいと思うほど。物語の本質を掴む理解力の高さは、さすが天才子役として幼少期から活躍してきただけあって驚くほどの勘の良さだ。知れば知るほど知的好奇心を掻き立てられる、「三国志」の奥深さはもちろん、随所で飛び出す彼の人柄にも注目してみてほしい。
文=HOMINIS編集部
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