K-POP第4世代を牽引するLE SSERAFIM(ルセラフィム)とaespa(エスパ)、互いの新曲に表れた、唯一無二の音楽性とカラーとは？

2025.7.18(金)

5月に韓国デビュー3周年を迎え、日本4都市9公演を含む初のワールドツアー「EASY CRAZY HOT」で各地を沸かせているLE SSERAFIM(ルセラフィム)。9月からは北米地域での公演も控え、11月には初の東京ドーム公演も追加開催されるなど、4年目の勢いも増すばかりだ。

そんな多忙を極める中、6月24日には日本4thシングル「DIFFERENT」をリリース。Ariana Grande(アリアナ・グランデ)やJustin Bieber(ジャスティン・ビーバー)らの楽曲を手がけてきたTommy Brown(トミー・ブラウン)など、世界的な作家陣がクレジットに名を連ねたタイトル曲「DIFFERENT」や、星野源がプロデュースおよび作曲・編曲・作詞を手掛けたことでも話題の「Kawaii」といった新たなトラックが注目を集めた。

■LE SSERAFIM初のディスコファンク！"宮脇咲良"ことSAKURAら、メンバーの躍動感あふれるダンスに魅了される「DIFFERENT」

グループ初のディスコファンクナンバーとして注目を集めるタイトル曲「DIFFERENT」を引っ提げ、"ミューバン"の愛称で親しまれる韓国KBSの音楽番組「ミュージックバンク #1255」(韓国放送日：7月4日)にも出演したメンバーたち。スペシャルステージとして同曲のEnglish Ver.を披露した。

赤髪のビジュが神々しいSAKURA(サクラ)の冒頭のソロダンスを筆頭に、軽快なサウンドに乗せて、グルーヴィーかつポップなダンスで、楽曲の持つポジティブなメッセージを表現していく。「"違い"を生み出すことが私たちのスタイル」と高らかに歌う、サビの"DIFFERENT"のリフレインも心地良く、中毒性を生む。

オーバーフィットのシャツ＆デニムスタイルや、メガネ姿のHUH YUNJIN(ホ・ユンジン)、KIM CHAEWON(キム・チェウォン)の笑顔も印象的で、"エンディング妖精(パフォーマンス後にカメラに抜かれるメンバー)"でのHONG EUNCHAE(ホン・ウンチェ)の舌出しスマイルまで、多幸感に満ちたステージを展開した。

そんなEUNCHAEといえば過去には"ミューバン38代目MC"を務めていたことも。インタビューでは元相棒のムン・サンミンと、女性MCの座を引き継いだHYBEの後輩、ILLIT(アイリット)のMINJU(ミンジュ)と一緒にダンスをコラボ。前回"ミューバン"に出演した時にはサンミンのダンスを「進歩がなくて驚いた」と一刀両断したEUNCHAEだったが、今回はサムズアップを送り、これにはサンミンもホッとした笑顔を浮かべていた。

■クールで妖艶な"鉄の味"が深化！唯一無二の世界観が光るaespaの新曲「Dirty Work」

「#1255」には、同じく"第4世代のガールズグループ"として君臨するaespa(エスパ)が、6月27日にリリースしたシングル「Dirty Work」でカムバック。昨年、"鉄の味(メタルテイスト)"と例えられた「Supernova」で爆発的なシンドロームを巻き起こした彼女たちだが、今回もより"深化"した独自の音楽性で強烈にアピールしていく。

曲のオープニングで、メタルの箱から登場し、ヒョウ柄の衣装や真っ直ぐな強い眼差しで、早くも想像力を掻き立てるメンバーたち。耳に残るシンセベースの音色にマッチしたKARINA(カリナ)の囁くようなボーカル、WINTER(ウィンター)の裏声混じりの美声など、タイトル通りのDirtyな世界観を洗練された歌声で表現した。

また、事前のインタビューでは「鍵は自分のグルーヴに合わせて踊ること」と、KARINAが新曲のポイントダンスについて語っていたが、適度に肩の力の抜けた"Chill"なダンスから、どこか挑発的でもある妖艶な表情まで、aespaならではのコンセプチュアルかつクールなステージは、さすがのクオリティだった。

■首位獲得に大号泣...新たに5人体制となったfromis_9の感動のアンコールステージ

一方、そんな勢いに乗るaespaとの首位争いを制したのが、新事務所に移籍し、5人体制で再始動したfromis_9だ。同じグループ名のまま、移籍後初のアルバム「From Our 20's」でカムバックを果たしたメンバーたちには、格別な関心が寄せられていたが、タイトル曲「LIKE YOU BETTER」の首位獲得には、当人たちも驚きの様子を見せていた。

1位が発表された際には、目に涙を浮かべながら「予想していなかったが、"flover(ファンネーム)"に心から感謝しています。これからも一生懸命に頑張ります」と感謝を語った5人。恒例のアンコールステージでは、声を振り絞りながら懸命に歌う彼女たちを支えるように、温かいファンの歌声が重なり合う場面も...。彼女たちを取り巻く環境は変化しても、"変わることのない絆"を感じさせる感動の光景が繰り広げられた。

文＝HOMINIS編集部

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