早見沙織、座長・坂泰斗の振る舞いに「救われました」『アドベンチャー・ウィズ・スーパーマン』第2期
2025.7.14(月)

アニメ『アドベンチャー・ウィズ・スーパーマン』の第2期が、7月19日(土)、カートゥーン ネットワークにて放送がスタートする。
本作は、クラーク・ケント/スーパーマン(CV.坂泰斗)、ロイス・レイン(CV.志田有彩)、ジミー・オルセン(CV.新祐樹)の3人の若者が、自分たちは何者なのか、何者でありたいかを模索しながら街を救う姿を描く。第2期では、謎のヒーロー・スーパーガール(CV.早見沙織)が登場!彼女の存在が物語にどんな影響を与えるのか?
今回は、主演のクラークの声を務める坂泰斗と、カーラ/スーパーガールの声を担当する早見沙織にインタビューを行った。
――シーズン2の放送が決まったときのお気持ちを聞かせてください
坂「シーズン1のラストで"これで終わるわけがないだろう"とは思っていたので、シーズン2をやれるとお聞きして、"長期に渡ってできそうだな"という実感が湧きました」
――シーズン2から参加した早見さんは、いかがですか
早見「『スーパーマン』と聞いたら、誰もが分かる普遍的なキャラクター。そのなかでも、スーパーガールの吹き替えができるというのは、すごく嬉しいですし、ワクワクしました。ただ、シーズン1がどういった空気感で収録されているのか知らない状態で入るので、最初の収録回は緊張しましたね」
坂「ですよね〜。我々も『絶対緊張するよ』とは言っていました」
早見「ですが、皆さんすごく温かく、たくさん話しかけてくださったので、とてもありがたかったです」
――坂さんたち的には、シーズン2から参加される不安なお気持ちも分かりますもんね
坂「そうですね。現場ではすごく良い空気(感)で収録をさせていただいていたので、早見さんにも輪に入っていただき、一緒に楽しくやるのが一番いいかなと思っていました」
早見「ありがたいです」

――シーズン2はどんなお話になっているのでしょうか
坂「シーズン1は1話完結がほとんどで、登場人物と共に世界観を広げていく段階だったのですが、シーズン2は、よりひとつの敵にフォーカスが当たり、シーズンを通しての軸があって物語は進んでいきます。クラークの内面にスポットが当たる話も多いですし、ロイスやジミーなど、シーズン1で完成された仲間たちとの関係性がどう変わっていくのか、そこにカーラが加わってどうなっていくのか、注目していただきたいところです」
――新しく登場するカーラ/スーパーガールはどういったキャラクターなのでしょうか
早見「カーラは、自分なりの思いや信念を持ってスーパーマンに近づくのですが、カーラ自身は、自由で飾らない可愛らしさのある女の子という印象です。とある出来事をきっかけにジミーとの距離が縮まるのですが、日常パートでは、カーラの人間性が見えてきます。さっぱりした性格で、興味があるものにはしっかり食いついていくし、表情も豊かで、意外とコミカルな顔もする子です」
――そんなカーラを演じる早見さんの演技について、坂さんはどんな印象を持たれましたか
坂「アニメーションのアフレコとは、若干違うアプローチだとは思うのですが、早見さんが表情豊かで純粋無垢なカーラをものすごく素敵に演じられているなと思いました」
――クラークを演じる坂さんの声の印象をお聞かせください
早見「スタジオで初めて聞かせていただいたとき、第一声から『わあ、ぴったり!』と思いました。誠実で、真っ直ぐで、優しさがあって、でも戦うときはしっかりと向き合う。お声を聞いているだけで、そんないろいろな魅力のあるクラークやスーパーマンの要素が含まれているなと思いました」

――本作はアメリカ制作のアニメです。日本の作品とアメリカの作品で、なにか違いは感じましたか
坂「言語的なものも含めて、大きく(違いが)あると思います。特にシーズン1は顕著でしたが、1話完結型ということで、20分弱の短い時間に起承転結が詰め込まれていましたし、テンポが早く、キャラクターの感情の機微も、日本のアニメと比べると違いがあるなと思いました。ただ、シーズン2は話がつながっていくので、今回はまた違った一面が見られました」
早見「現場で最初にお話を伺ったとき、(現地の)アニメ制作チームの方が、日本の作品をご覧になっているとおっしゃっていて、確かに日本のアニメーションに近い表現が入っている作品だなと感じました。カーラが、ごはんをもりもり食べるシーンのほか、台本には『壁ドン』と書かれてあって...(笑)。"こんな描写、吹き替えの台本で見たことないな"と」
坂「見たことないですね(笑)」
早見「あえて向こうのチームが取り入れているのであれば、食べるシーンやギャグのシーンは(表現も)少し盛って演じてもいいのかなと(笑)。"日本のアニメーションだったらこれぐらいやるかな"というところまで膨らませて演じましたね」

――共演した際に感じたお互いの印象を教えてください
坂「憧れの早見さんと一緒に...」
早見「いやいや、言わされていないですか?(笑)」
坂「これは本当です。早見さんのお芝居は素敵だと思いますし、台本でカーラを演じるのが早見さんだと知ったときも"すごい方をお呼びしましたね!"と思ったほどです。初めてアフレコにいらっしゃった回は、僕も緊張していたのですが、お芝居のことを聞いても答えてくださいますし、お芝居以外のどうでもいいお話を振っても真摯に返してくださる。優しい方だなと思いました」
早見「同じ作品に出ていたわけではないのですが、大きな合同イベントがあったとき、楽屋が一緒だったんです。ご挨拶をさせていただいて、インパクトを感じたというか、ファーストオーラを感じたというか...すごく存在感がおありな方だなと思いました」
坂「大丈夫でしたかね?」
早見「プラスの印象です(笑)。その数ヶ月後に今回の収録があって、お名前を拝見したとき、"あ、この間のイベントでお会いした方だ!"と、すぐにリンクしました」
坂「嬉しい!」
早見「実際に現場でご一緒したら、いろいろな方に話題を提供されていて、場の空気(感)が和やかになる中心にいらっしゃいました。座長としての振る舞いが完璧で、私もそこに救われましたし、ありがたかったです」
――本作では、クラークが葛藤し、壁にぶつかっています。おふたりは壁に当たったとき、どのように立ち向かっていくのでしょうか
坂「僕はものすごく不器用な人間なので、壁にぶつかったら穴が開くまで、繰り返し体当たりしています。もちろん、1回ぶつかって跳ね返ったときに"越える方法もあるな"と分かるのですが、やっぱりその道でやりたい気持ちがあって、壊れるまでぶつかっています」
早見「すごいですね...。不器用というか、スーパーマンらしさを感じます」
坂「でも、やっぱりしんどくなるときもあります。"これじゃダメかも"とは思いますが、今なんとかやれているので、自分の場合はその方法で間違っていなかったんだなと思います」
早見「私は、壁があると思った時点で、まずすごく落ち込み『もう無理!』となりまして...」
坂「分かるな〜」
早見「それを最初に味わい切ったあと、自分の心持ちだけ直していくというか。"壁ではあるけど、捉え方を変えたら強みにできるかも"、"この出会いがあったから、こうなっていくだろうな"と思うようにして、どうにかやっていこうとします」

――最後に、坂さんはカーラ、早見さんはクラークの注目ポイントを教えてください
坂「やっぱりカーラは可愛いです。もちろん(本作に)魅力的なキャラクターはたくさんいるのですが、(カーラは)今までにない感じというか、凛としつつ、喜怒哀楽がはっきりしていて、じつは...というところもある。改めて"ニューヒロインだな"って感じます。素敵なキャラクターですね」
早見「シーズン1で抱えた葛藤を経て、仲間たちと共に戦い、自分の環境と向き合う。そうしてまっすぐ進むシーズン2のクラークが、とても美しいなと思いました。カーラとふたりで行動するシーンもあるのですが、クラークが歩んでいく道は、カーラにも影響を及ぼしていくので、ぜひ最終話まで、クラークの動きや人となりを見届けていただけたらなと思います」
文・写真=浜瀬将樹
坂泰斗
ヘアメイク=川端啓予(addmix)
スタイリスト=ヨシダミホ
早見沙織
ヘアメイク=樋笠加奈子
スタイリスト=武久真理江
衣装協力=GEORG JENSEN
放送情報
アニメ『アドベンチャー・ウィズ・スーパーマン』第2期
放送局:カートゥーン ネットワーク
放送日:7月19日(土)20:00〜(以降毎週1話ずつ新エピソードを追加し放送/7月19日20:00-21:00 #1-2、7月26日20:00-21:00 #2-3)/再放送翌日日曜16:00-17:00
出演:坂泰斗、志田有彩、新祐樹、早見沙織ほか
※第2期初回放送直前に第1期全話一挙放送 7/19(土)15:00〜20:00
-
乃木坂46・賀喜遥香と筒井あやめが「通じ合う同志/頼れる存在」と同期の絆を再確認して臨む量産型シリーズ新章のドラマ「量産型ルカ」
提供元:HOMINIS6/27(金) -
竹内朱莉、『生たけ』は"素の自分"でいられる場所 卒業を控えるアンジュルム・上國料萌衣への思いも
提供元:HOMINIS6/13(金) -
ルパンを演じて30年!栗田貫一のブレない思いとは「僕が大好きだったあの頃のルパンを壊したくない」映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』
提供元:HOMINIS6/25(水) -
日笠陽子&戸松遥、怒りの感情はどうやって出すタイプ?『劇場版モノノ怪 第二章 火鼠』
提供元:HOMINIS3/11(火) -
花澤香菜、アニメ『TO BE HERO X』で演じた孤高のヒーローに重ねた思い 「ギャップを演じるのが楽しかった」
提供元:HOMINIS6/13(金)