斎藤工が神秘的な存在感で記憶喪失の漂着者を演じる!白石麻衣、生瀬勝久共演のドラマ「漂着者」
2025.7.8(火)
7月より放送の、誘拐犯と記憶喪失の天才少女がタッグを組むヒューマンミステリードラマ「誘拐の日」で主演を務める斎藤工。その演技力と色気で存在感を放ち、第一線で活躍し続けている。
そんな斎藤が、海岸に打ち上げられた正体不明の男を演じたのが、2021年の主演ドラマ「漂着者」だ。
(C)テレビ朝日
女子高生たちに発見された謎の漂着者の男は"ヘミングウェイ"と名付けられ、期せずしてSNSで一躍、時の人になってしまう。主人公のみならず、次々と起こる事件もオカルティックで謎めいている本作は、考察したくなる内容だ。
企画・原作・脚本を手掛けたのは「あなたの番です」などのヒット作を生み出した秋元康。女児連続殺人事件を追う新潟北陸新聞社会部の記者・新谷詠美を白石麻衣が、昭和感全開の捜査一課刑事・柴田俊哉を生瀬勝久が演じている。
真偽のわからない情報がすごいスピードで流れていき、うやむやなまま、いつの間にか風化してしまう。そんな現代社会を背景に描かれた本作で、得体の知れないオーラと存在感を放っているのが、斎藤が演じる謎の漂着者だ。長髪に髭を生やした斎藤が、オープニングから強烈なインパクトで視聴者を惹きつける。
■超能力者か、神か?"大バズリ"してしまう浮世離れした主人公
(C)テレビ朝日
「あれ、人っぽくない?」、「なんで全裸?」と騒ぐ女子高生3人組に浜辺で発見された謎の男。動画を撮影され、さらにはSNSにアップされたことで、男は「#イケメン全裸漂着者」としてトレンド入り。意識を取り戻した時に呟いた言葉が有名な小説の一節だったことから、"ヘミングウェイ"と呼ばれることになる。
その後病院に運び込まれると、精神科医・国原栄一(船越英一郎)に「何も覚えていない」と話すヘミングウェイ。女子高生たちから"誰か知っている人が現れるかもしれない"と言われて、仕方なく動画撮影を続けることを承諾する。しかし、有力な情報は一向に無い。
そんな中、思い出したことを書くようにと渡されたスケッチブックに描いた絵が、誘拐された女児が発見された場所に酷似していたことから、ヘミングウェイはネットで超能力者として神のように崇められ、ワイドショーで取り上げられることになってしまう。記者の新谷が病室に取材に訪れ、同じ事件を追っている刑事・柴田たちも接触してくる中、不可解な出来事が次々に起こっていく。
(C)テレビ朝日
世間がどんどん騒がしくなっていっても、1人だけ"静寂"のヴェールに包まれているような主人公を、斎藤が視線やセリフのトーン、所作など全身で表現している。
■濃いキャスト、ジャンル分け不能の物語の柱を斎藤が担う
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不思議な能力に興味を持ったことをきっかけに、徐々にヘミングウェイに惹かれていく記者を演じた白石。厳しくも人情深い刑事を演じた生瀬、まるでペテン師のような寺の住職を怪演したリリー・フランキー、ヘミングウェイの婚約者を名乗る女性を演じたシシド・カフカ、そして、ヘミングウェイの前に突然現れて身元引受人となったNPO法人「しあわせの鐘の家」の代表・ローゼン岸本を不気味に演じた野間口徹。
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キャストたちも個性の強い面々が揃っている一方で、オカルト、サスペンス、ラブロマンス、アクション、コメディなどのさまざまな要素が入り乱れるという意味でも、情報量満載の本作。そんな中でも物語の焦点は、最初から最後まで"ヘミングウェイの正体"に当てられている。
(C)テレビ朝日
"第六感"は本作の1つのキーワード。笑顔を見せただけで、その裏にある心理をつい読み解きたくなる。そんな謎の男を演じた斎藤の芝居そのものが、神秘的といえるかもしれない。
文=山本弘子
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