高橋文哉、細やかなアプローチで作り込んだ"普通の青年" 配達員が事件に巻き込まれていく予測不能のミステリー・エンタテインメント「あの人が消えた」
2025.7.5(土)
2019年に「仮面ライダーゼロワン」の主演に抜擢されて俳優デビューを果たした高橋文哉。2021年10月期の「最愛」で主人公・真田梨央(吉高由里子)の弟・朝宮優を演じ、話題となった。以降は「君の花になる」や「交換ウソ日記」、「からかい上手の高木さん」を始め、数々の話題作にメインキャストとして出演している。そして現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」で朝ドラ初出演を果たし、その演技力に改めて注目が集まっている。
そんな高橋が2024年に主演を務めたのが、映画「あの人が消えた」だ。
本作は、2023年国内外の名だたる賞を総なめにした最注目クリエイター・水野格が、完全オリジナル脚本で挑んだ劇場長編作品。とあるマンションを舞台に、怪しげな住人の秘密を知ってしまった配達員が思いもよらない事件に巻き込まれていく"先読み不可能"なミステリー・エンタテインメントだ。
WEB小説を愛読している配達員の丸子(高橋)は、新たに配達を担当することになったマンションで、自身が読んでいるWEB小説の作者と思しき女性・小宮(北香那)と出会う。密かに憧れを抱いていた丸子だったが、その矢先、彼女の部屋の前で不審な男を見かける。その男が住人の島崎(染谷将太)であることを知り、彼を詮索するうちに、丸子は島崎が小宮のストーカーではないかと疑い始める。小宮に危険が及ばぬように手を尽くそうと、丸子はマンションの住人たちに島崎について聞き込みをすることに。やがて、住人たちから「島崎の部屋に血だらけの女がいた」、「血痕が付いた服を着た姿を見た」という不穏な情報を耳にする...。
■"普通"を入念に作りこんだ高橋文哉の細やかなアプローチの演技が秀逸
(C)2024「あの人が消えた」製作委員会
本作で高橋が演じた丸子は、一言で言うと"ごく普通の青年"。日々のクレームなどが原因で配達員として働くことへのやりがいを見失いかけており、WEB小説を読むことを日常の些細な楽しみにしている。そんな丸子を演じるにあたって、高橋はいつもの華やかなオーラをあえてそぎ落とし、等身大の青年・丸子をリアルに演じた。職場の先輩・荒川(田中圭)と話している時の雰囲気や、自宅で1人食事をしている姿、WEB小説を読んでいる際に思わずこぼれたような独り言や笑いなど、些細な仕草の1つ1つが、丸子の"普通"を生み出している。
そして、そんな丸子が小宮と出会い、彼女を守るために奮闘することになる。その過程で、丸子は当初の頼りなさそうな空気感から、徐々に凛々しい顔つきになっていき、彼の心の変化も垣間見える。そんな丸子の内面の成長まで、高橋がナチュラルに表現した。どこまでも等身大な丸子という存在が中心になっているからこそ、ミステリーの色、その不穏さがより際立つという役割も果たしている。
ストーリーが進むにつれ、ミステリー要素が色濃くなっていく本作。二転三転する話の中で、コミカルな展開...かと思いきやシリアス、と言うように、空気感がテンポ良く移り変わっていくところも楽しめる要素の1つで、監督・脚本の水野の色が感じられる。そして、「これで物語は終結した」と一度思わせた後にまでさらに訪れる新たな展開もあり、最後の最後まで予測不可能に進んでいく。
"普通"を演じるからこそ、細やかなアプローチで丸子というキャラクターを作りこんだ高橋。その演技にも注目しながら、物語が辿る結末を見届けてほしい。
文=HOMINIS編集部
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