ニコラス・ケイジがダークヒーローを熱演!マーベルの同名コミックを映画化した「ゴーストライダー」
2025.6.29(日)
ニコラス・ケイジがダークヒーローを演じた映画「ゴーストライダー」がWOWOWプラスで放送される。本作は、マーベルの同名コミックを原作に、「デアデビル」(ベン・アフレック主演)のマーク・スティーヴン・ジョンソン監督が実写映画化。2007年に劇場公開された。
移動サーカスのオートバイスタント芸人だった17歳のジョニー・ブレイズは、末期がんの父親を救うために悪魔メフィストと契約を交わし、自身の魂と引き換えに父親を病気から守った。しかし、がん細胞は消滅して健康体になったものの、メフィストのせいで父親は事故死してしまう。父親の死がメフィストの呪いだと分かると、ジョニーはサーカスも恋人のロクサーヌも捨てて旅に出た。
それから13年が経過。メフィストとの契約によって超人的な肉体となったジョニーは、命知らずの危険なスタントで人気者となっていた。何台ものトラックの上をバイクで飛び越えるという挑戦が行われる時に、ケーブルテレビのリポーターとして会場に来ていたロクサーヌと再会。チャレンジ前には取材を受けないジョニーだったが、リポーターがロクサーヌなら話は別。自分が彼女を捨てて街を離れたのだが、やむを得ない事情があったからで、ロクサーヌへの想いは変わっていないようだ。インタビューを受けても、逆にジョニーがロクサーヌのことを聞いてばかりで、未練たっぷりなのが伝わってくる。ジョニーは仲間にも内緒で、飛び越える物を、トラックからヘリコプターに変更していた。実は"ヘリコプターを飛び越えること"は、同じオートバイスタントをしていた亡き父親の願望でもあった。上空から舞い降りてきた6台の大型ヘリコプターを飛び越える挑戦は、この作品の前半の大きな見どころの1つだ。
「機が熟した」とでも言うのだろうか。13年の時を経てロクサーヌと再会しただけでなく、いろんなことが動き出した。メフィストがおとなしくしていたのも、このタイミングを待っていたというところだろう。ブラックハートという悪魔が3人の"ヒドゥン"と呼ばれる手下を従えて、ジョニーの前に立ちはだかる。このブラックハートはメフィストの息子で、親子間のトラブルにジョニーは巻き込まれることに...。
ロクサーヌ役は、映画「トレーニング デイ」、「ワイルド・スピードX2」、「最後の恋の始め方」などに出演していたエヴァ・メンデス。メフィストは「イージー・ライダー」、「木漏れ日の中で」などに出演していたピーター・フォンダが演じた。
ジョニー・ブレイズ/ゴーストライダー役のニコラス・ケイジは、1981年にデビューし、1980年代には「ペギー・スーの結婚」や「月の輝く夜に」、1990年代には「ワイルド・アット・ハート」、ゴールデングローブ賞主演男優賞ノミネートの「ハネムーン・イン・ベガス」、アカデミー賞主演男優賞を受賞した「リービング・ラスベガス」を始め、「コン・エアー」、「フェイス/オフ」、「シティ・オブ・エンジェル」、「スネーク・アイズ」などヒット作に多数出演。2000年代に入ってからも、「60セカンズ」、「天使のくれた時間」、「コレリ大尉のマンドリン」など、ラブストーリーからシリアスな作品まで幅広い演技を見せてくれた。2000年代半ばにも、アドベンチャー・アクション「ナショナル・トレジャー」やサスペンス映画「ウィッカーマン」など特異なキャラクターを演じている。そんな流れで2007年に演じたのが「ゴーストライダー」だった。
ヘルファイア(=地獄の炎)がジョニーの全身を包み、燃え盛るスケルトンとなって"ゴーストライダー"に変身。そんなジョニーの変化と共に、父親の形見として乗っているハーレー・ダビッドソンも変形し、スケルトンデザインの"ヘルバイク"になる。ヘルバイクが走るとその沿道は炎に包まれ、アスファルトの道路もガタガタになってしまう。水陸両方どころか、ビルの壁も垂直に上ってしまうくらい、どこでも走ることができる。飛ぶことはできないようだが、ゴーストライダーが口笛で呼び寄せることは可能だ。さらに、ゴーストライダーの大きな武器として「贖罪の目(ペナンス・ステア)」がある。ゴーストライダーの燃える目を見ると、犯した悪事や他人に与えた苦痛が本人に返ってきて、過去の罪を悔い改めるというもの。燃え盛るスケルトンという恐ろしい見た目だが、彼が"ヒーロー"なのはこれを持っているからだと言える。
ニコラス・ケイジは、コウモリに噛まれて自分が吸血鬼だと思い込む男(「バンパイア・キッス」)、謎のウイルスによって自分の子供を殺したくなる衝動に駆られる父親(「マッド・ダディ」)など、奇抜とも言えるような、強烈な個性を放つ役をそれまでにも演じてきていたが、ゴーストライダーはさらに突き抜けたキャラクターと言える。そんなキャラをダークヒーロー的なかっこよさがあり、少しおどけた三枚目的な部分があったりもする"愛されキャラ"にできるのも、ニコラス・ケイジの凄さだと断言できる。
アクション、サスペンス、ロマンスなどの要素がたくさん凝縮した「ゴーストライダー」で、ニコラス・ケイジの魅力を堪能してもらいたい。
文=田中隆信
放送情報【スカパー!】
ゴーストライダー
放送日時:2025年6月30日(月)14:00〜、7月8日(火)8:00〜ほか
チャンネル:WOWOWプラス 映画・ドラマ・スポーツ・音楽
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
-

沢口靖子が見せる笑顔と切ない横顔のギャップ...同僚として見守る、寺脇康文の優しさにじむ演技も必見「夏樹静子サスペンス 喪失-ある殺意のゆくえ-」
提供元:HOMINIS12/5(金) -

凛々しく優秀な刑事が吉田羊のハマり役!世界的人気サスペンスシリーズの日本版「連続ドラマW コールドケース3 ~真実の扉~」
提供元:HOMINIS12/4(木) -

【PLAVE・YEJUN×NOAH×HAMIN】ステージも日常も、支え合う3人<ふたりのこと。>特別編
提供元:HOMINIS12/4(木) -

【PLAVE・BAMBY×EUNHO】「一緒に旅をしてみたい」――お互いを刺激し合う関係<ふたりのこと。>
提供元:HOMINIS12/4(木) -

林遣都がキレのあるツッコミと確かな演技力で魅せる! 桐谷美玲、小栗旬らと繰り広げる異色ずくめの群像劇「荒川アンダー ザ ブリッジ THE MOVIE」
提供元:HOMINIS12/3(水)

