本宮泰風&山口祥行が「日本統一」シリーズの展望を語る「この作品は生き物なので、最後というのを考えずに」
2025.6.28(土)
2013年に始まり、累計68作(※2025年6月現在)ものレギュラーシリーズを誇る「日本統一」。本宮泰風が演じる氷室蓮司と山口祥行が演じる田村悠人のコンビが大活躍する大人気の任侠シリーズは、レギュラーシリーズとは別に、地上波ドラマシリーズが2022年にスタート。第1弾「北海道編」(北海道文化放送)から始まり、2023年には第2弾「関東編」(日本テレビ)が放送された。
そして7月2日(水)深夜からは、テレビ東京の水ドラ25枠で第3弾「東京編」の放送が決定。東京を舞台に、日本最大の任侠団体"侠和会"、闇バイトが社会問題になっている"トクリュウ"、街を守る"警察"の三者によるサスペンスエンターテインメントが繰り広げられる。
今回は放送開始に先駆けて、W主演を務める本宮と山口に「東京編」の見どころ、そして「日本統一」シリーズへの思いなどを聞いた。
――地上波での連続ドラマとしては第3弾となりますが、物語の舞台を東京にした理由は?
本宮「放送されるのがテレビ東京だから(笑)。これは真剣な話、そういう理由で東京に決めました」
――メインシリーズと地上波での連ドラとの作り方、見せ方の違いはありますか?
本宮「地上波なので、レギュレーションなどが厳しいのでレギュラーシリーズのように好き勝手に撮影することはできなかったですね。山口さんの過激なセリフも抑えてもらったり、テレビ用にということは考えながら撮影しました」
山口「だいぶ抑えたよね?(笑)」
本宮「でも、表現に制限があるということは僕たちも重々承知しているので、分かりつつもギリギリまで攻めていく感じはありました」

――演じる上での違いはありますか?
山口「いや、地上波とは言え『日本統一』だしスタッフも同じだから、媒体が違うだけで、やるべきことは本宮さんはじめスタッフ・キャスト陣が作ってくれているから、『ドラマだから』という気負いはなく、コンプライアンスには気をつけながらいつものスタンスでやっています」
――ドラマ「東京編」が放送される前に、映画「田村悠人」が6月6日に劇場公開されましたが、その2つの関わりは?
山口「映画『田村悠人』とテレ東の深夜ドラマが関連していくという話を泰風から聞いていました。映画『田村悠人』を先に撮影したんですが、ドラマの内容にどう関わっていくのかは、その時はまだ何も聞いていなかったので、撮影をしながら『ドラマはどういう脚本になるのかな?』と楽しみにしていました」

――先ほど「コンプライアンスに気をつけながら」と話されていましたが、ドラマならではの注目ポイントというと?
本宮「レギュラーシリーズとキャスティングが違うんですよ。レギュラーシリーズって女性がいないんです。それで監督がへそ曲げたりするんですけど(笑)、地上波でお見せするには女性が重要かなと思って、脚本作りの時に女性を重要なポイントとして作ったので、そこですね。かたせ梨乃さんも篠田麻里子さんもこちらの理想があって、それに応えてくれる方ということでキャスティングしましたので、期待通り、それ以上にやっていただけました」
山口「そうだね。女性キャストがいるだけでもいつものシリーズとは全然違う雰囲気になっているので、重要なポイントだと思います」
本宮「あと、U-NEXTでも配信があるんですが、地上波で流せないものが少々入っていたりするので、両方を見比べてみるのも面白いと思います」
山口「愛情ある人間をちょっと暴力的に描いているところはありますけど、正直、今の時代に極道モノのドラマを地上波で放送できること自体が快挙だと思うので、楽しんでもらえればと思っています」

――10年以上続いているシリーズで、作品数も多くなってきましたが、「日本統一」シリーズの最終目標みたいなものは決めてるんですか?
本宮「ないです(笑)。それこそ、初期の頃には『日本統一』の最終地点みたいなところを決めて、そこから逆算するような形で話を作っていた時期も瞬間的にはあったんです。でも、この作品って生き物なんですよ。いろんな反響をいただくうちに新しい流れが出来てきたりしましたし、地上波で放送できるなんて当初は思ってもなかったですし、僕らの役の舎弟が秋元康さんに曲を作ってもらって楽曲をリリースしたりとか。そういうことが起きるので"最後"というのを考えずに、『作っていけば自ずとそこに行くんじゃないか』という気持ちで今はやっています」

――現在累計68作ですが、このペースで制作されると100作も通過点ぐらいになりそうな感じですね。
山口「泰風さんのために100は意地でも行かせます!」
本宮「そのへんに関する考え方は僕と山口とでは違っているんですけどね(笑)」
山口「うん(笑)。僕の考えは、俳優でプロデューサーとして作品に関わっているシリーズで100まで続いている作品はないので、本宮にそれを達成してもらって名を残してほしいんです」
本宮「山口は僕のことを考えてくれて、そう思ってくれているんですが、僕はプロデューサー的な立場から、100まで面白い話が作れるかどうかという自信は...」
山口「あります!」
本宮「(笑)。まぁでも、これまでもやっていくうちに新しいアイデアが浮かんだり、取り入れて話が広がったりしてきましたからね。使えそうな題材はいつも探しています。どうなっていくのかは分からないですが、やれることはいろいろやっていこうと思っています」
撮影=大川晋児 取材・文=田中隆信
放送情報
水ドラ25「日本統一 東京編」
放送日時:2025年7月3日(木)1:00~スタート
チャンネル:テレビ東京、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
-

若き日の時任三郎×原田知世が体現する、本質的で普遍的な愛情... 繊細かつ抑揚のある演技に心温まる「満月 MR.MOONLIGHT」
提供元:HOMINIS12/26(金) -

aespa(エスパ)が本国・韓国でも大晦日のステージへ!世界的なバズを巻き起こしたALLDAY PROJECT・アニーのMCにも注目が集まる「MBC歌謡大祭典」
提供元:HOMINIS12/26(金) -

高橋一生の可愛らしさが爆発!黒木華演じる・凪の不器用な元彼を好演した「凪のお暇」
提供元:HOMINIS12/26(金) -

パク・ヒョンシクを筆頭に、イケメンたちが新境地!2025年の韓ドラ界の"主役"が決まる韓国地上波3局MBC・KBS・SBSの「演技大賞」受賞予想
提供元:HOMINIS12/26(金) -

石田ゆり子のコミカルな演技が光る!新垣結衣と星野源の共演で契約結婚した男女の"ムズキュン"を描いた「逃げるは恥だが役に立つ」
提供元:HOMINIS12/26(金)

