ソン・ガンの妖艶な存在感も光る!人気が過熱するイ・ジェフンがク・ギョファンと命懸けの逃走劇を繰り広げる映画「脱走」
2025.6.20(金)

6月17日に「脱走」のプロモーションで来日を果たし、日本最速プレミア上映に加え、舞台挨拶といったイベントを行ったイ・ジェフンとク・ギョファン。会場には大勢のファンが詰め掛け、その人気の高さが改めて証明された。
特に、今年7月に41歳を迎えるとは思えないほど若々しいビジュアルを誇るジェフンの人気ぶりは衰え知らず。法で裁けない悪を成敗するダークヒーローを演じた近年の代表作「復讐代行人~模範タクシー~」(2021年〜)はシーズン3突入が決定し、日本での撮影も話題になっている。

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青木崇高ら日本人キャストの出演も注目を集めたドラマ「交渉の技術」(2025年)も今年5月に日本初上陸するなどのトピックが続く中、6月20日(金)からは映画「脱走」も公開された。
本作は、タイムリミット2日間という状況の中で、軍事境界線を警備する北朝鮮の兵士が度重なる窮地を切り抜け、韓国へ脱走しようとする姿をスリリングに描いた逃走劇。これまで数々の名作を生み出してきた"南北の分断"という題材を、エンタメとして新たな角度から扱っている。

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ジェフンが演じるのは、10年間に及ぶ兵役生活からの除隊を間近に控える軍曹・ギュナム。しかし、退役後の生活に希望を見出せず、人生をやり直すために韓国への脱走を企てる。
隙を見ては寝床を抜け出し、柵の抜け穴を掘ったり、非武装地帯に仕掛けられた地雷の位置を調べたりと、入念な準備を行なってきたギュナムだが、同じく脱北を切望する部下のドンヒョク(ホン・サビン)の暴走により、2人揃って逮捕されてしまう。ギュナムはそんな絶望的な状況でも機転を効かせて、なんとか38度線を越えようとする諦めの悪い男だ。

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ジェフンといえば、同じく38度線をめぐる「高地戦」(2011年)での兵士役が思い出されるが、本作では北朝鮮軍の厳しい食糧事情とギュナムの人物像を反映したシャープで頑丈な体づくりなどを徹底。なりふり構わずに生きる道を探る泥臭い主人公を熱演している。
「息が切れて死ぬかもしれない、足が本当になくなるかもしれないと何度も思った」と語る、歯を食いしばりながらの全力疾走など、体当たりの演技により死に物狂いで未来を掴もうとする主人公の人間らしさを浮かび上がらせる。

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そんなギュナムの前に立ちはだかるのが、ギョファン演じる特権階級出身の保衛部少佐・ヒョンサンだ。熱い支持を集めた「D.P. -脱走兵追跡官-」(2021年)では脱走者追跡の任務に就く主人公の相棒としてコミカルな魅力を放ったが、同じような役どころの本作ではその軽妙さに加え、残酷さや狂気を孕んだ"読めない男"として存在感を発揮。
逮捕されていた幼なじみの弟分であるギュナムを、脱走兵を捕まえた英雄として庇ったかと思えば、ギュナムの思惑もお見通しといった素振りを見せるなど、腹に一物抱えた様子はギュナムだけでなく観客までをも翻弄する。
さらに、ソン・ガンが妖艶なオーラを放ちながら演じた謎の色男へ向ける、向けられた甘さと悲しみが入り混じった意味深な眼差しまで、ギョファンが複雑な人物像を巧みに表現する。

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ふてぶてしいヒョンサンに対し、どこかよそよそしいギュナムの微妙な空気感漂う再会から始まった2人の"命懸けの攻防"は、ついにギュナムが脱走を試みたことで急転し、ヒョンサンは一個隊を動員し容赦なく追い詰めていく。
鬼の形相での肉弾アクションが繰り広げられるクライマックスの一騎打ちは、"未来を掴もうとする男"と"今を守ろうとする男"、対照的な2人が背負う悲しみや諦念、執念といった複雑な気持ちを表情で物語っており、熱を帯びた演技合戦は見ごたえ抜群だ。

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ジェフンの「第45回青龍映画賞」での「ク・ギョファンのように演技がしたい」というラブコールから3年、ついに共演が実現した「脱走」。ジェフンとギョファンの本気のぶつかり合いを劇場で楽しみたい。
文=HOMINIS編集部
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