「梨泰院クラス」のキム・ダミの意味深な演技に惹きつけられる!奇妙なバディを組むソン・ソックとの演技合戦も光る「ナインパズル」
2025.5.28(水)

第4次韓流ブームの火付け役となった「梨泰院クラス」(2020年)で、パク・ソジュンと並び立つ存在感を発揮し、一躍ブレイクを果たしたキム・ダミ。その後も映画、ドラマと主演が相次いでおり、最新作となる「ナインパズル」が5月21日からDisney+(ディズニープラス)のスターで配信スタート。「私の解放日誌」(2022年)で遅咲きのブレイクを果たしたソン・ソックとの"実力派同士"の顔合わせが話題を集めている。

(C) 2025 Disney and its related entities
魔女と呼ばれる特別な能力を持つ少女を演じた「The Witch/魔女」(2018年)であらゆる映画祭の新人賞を総なめにし、"怪物新人"として頭角を表したダミ。頭脳明晰だがソシオパス気質なヒロインを演じた「梨泰院クラス」や、チェ・ウシクとのロマンス「その年、私たちは」(2021年)など、確かな作品選びと演技力で爆発的な人気を獲得した。
一方、30歳を過ぎてデビューを果たしたソック。物静かな男を演じた「私の解放日誌」に加え、気持ちいいほどの悪党ぶりが光った「犯罪都市 THE ROUNDUP」(2022年)や、勘のいい刑事を怪演した「殺人者のパラドックス」(2024年)、コミカルな新境地を見せた「君は天国でも美しい」(2025年)...と、多彩な演技で存在感を示してきた。

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そんな2人の初共演が叶った「ナインパズル」は、パズルが届くたびに誰かが死んでいくという連続殺人を題材にした本格派サスペンス。ある日、元警察署長が殺される事件が発生し、刑事のハンセムは第一発見者である姪・イナを容疑者として疑うが、真相は闇の中に。それから10年、プロファイラーとなったイナの元に10年前の殺人現場に残されたパズルにハマる新たな1ピースが届き、いまだに事件を追い続けるハンセムと共に捜査を行う。

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これまで天才的な能力を持つ変わり者の役どころで存在感を示してきたダミは、本作でも圧倒的な記憶力と鋭い考察力を持つプロファイラーのイナを演じている。独特な佇まいを活かし、優秀だがどこか子どもじみた"変人"に扮しており、横たわるおじの遺体を見つめる空虚な表情など、初登場シーンから常に怪しげな雰囲気がつきまとう。
おじの事件について語る淡々とした口調から職場での飄々とした振る舞い、事件に興味津々といった瞳孔の開いた顔つきまで、視聴者を煙に巻くようなトリッキーな演技で、"読めない"キャラクター像を表現している。

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そんなイナに疑いを抱き続けてきたのがソック演じるハンセム。初現場となった10年前の事件に固執し続けるなど、理解不能な行動で周囲を困惑させるこちらもまた変人だ。現場で見せる気だるげだが鋭い眼差しや取り調べでの不気味な笑みなど、ソックは淡々としつつも執念深い刑事像をさりげない表情で浮かび上がらせている。

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ハンセムからの疑いをいなすかのように接するイナと、噛みつきながらもイナのペースに乗せられていくハンセム。敵同士でありながらテンポよく進んでいく会話など、ダミとソックが仲間として捜査を進める奇妙な関係性も抜群のケミストリーで体現している。

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監督を務めるのは、「悪いやつら」(2012年)や「ナルコの神」(2022年)のユン・ジョンビン。主演の2人以外にもキム・ソンギュンやヒョン・ボンシク、チョン・マンシクといったバイプレイヤーたちが脇を固め、実力派たちが見応えのある物語を作り出している。
9つのパズルが揃った時に浮かび上がる真実とは何なのか?キム・ダミとソン・ソックの演技に翻弄されながら、「ナインパズル」の顛末を見届けたい。

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文=HOMINIS編集部
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