日向坂46・河田陽菜＆宮地すみれが新体制で臨む新曲「Love yourself!」への思いを語る「一期生から受け継いだものを守って新しい日向坂を作っていきたい」

2025.5.21(水)

日向坂46の14枚目シングル「Love yourself!」が5月21日(水)にリリースされる。一期生が卒業し、二期生から四期生までの全員でのフォーメーションとなり、グループ新体制で臨む。「君は君のままでいいんだ」というメッセージをストレートに歌い上げる今作は、聴く人の背中を押し、自然と明るい気持ちにさせてくれるような日向坂らしさ全開のナンバーだ。

今回のインタビューでは、二期生の河田陽菜と四期生の宮地すみれが楽曲に込めた願いやMVの撮影秘話を語ってくれた。一期生卒業後のグループの変化、加入したばかりの五期生についても話を伺った。

――新曲の「Love yourself!」の聴きどころを教えてください

河田「たくさんの人に共感してもらえる歌詞なんじゃないかなって。『自分なんか...』と思ってしまうことは誰しもあると思いますが、そんなときはぜひこの曲を聴いてほしいです。私たちの歌が何かしらの助けになればいいなって思います」

宮地「私は『君は君のままでいいんだ』という歌詞が印象に残りました。自分を愛することの大切さを伝えてくれているなって。優しく包み込みながらも前向きに応援する、日向坂らしいメッセージソングなので、楽曲から伝わる『ハッピー』を正面から受け止めてくださるとうれしいです」

――お2人が共感した歌詞はありますか？

河田「2番の『生きてくだけで 誰かの声が気になって来る』です。学生時代、私も人の目がすごく気になってネガティブ思考になってしまうことがあったので、分かるなって」

宮地「私自身は、自分で自分を愛するよりも誰かに肯定してもらって『そっか』ってホッとするタイプです。ですので、2番サビの『君は悪くないよ』はなんだかすごく安心するなって。背中を押してもらえる気がします」

――曲の振り付けの注目ポイントは？

宮地「最後にみんながギュッと集まって大きなハートを作る振り付けがかわいいんです。ひとりひとりの優しさや温かさみたいなものが伝わったらいいなって思います」

河田「今回は最初からハートがいっぱいだよね」

宮地「そうなんです。顔近くでリボンを作るところは、自分自身を優しく結んで包むようなイメージ。そういう細かい振り付けも注目してほしいです」

――MVの撮影で印象に残っているエピソードはありますか？

河田「私は、藤嶌果歩と上村ひなのと3人で歌うシーンがあって。2人のポワンとした雰囲気に癒されて、穏やかな中で撮影ができました。スタッフさんが『この3人の空気感いいね』と言ってくれたのもうれしかったです」

宮地「私はサビのダンスシーンが思い出深いです。幻想的なセットで、20人全員が華やかな衣装で踊ったときの迫力がすごいなって。引きで見ても楽しめると思いますし、ひとりひとりの表情も歌詞に寄り添った感じになっているので、見てもらえるとうれしいです」

河田「ちなみにMVのロケ地のひとつは東京・有明のスポーツ施設。ランニングトラックを走ることもできて楽しかったです」

宮地「スケートボードパークは意外に地面が柔らかくてビックリしました。貴重な撮影になりました」

――今作は一期生が卒業して二～四期生の『全員選抜』で挑むナンバーです。空気感の違いはありましたか？

河田「一期生の皆さんがご卒業されて、雰囲気が変わるかなと思いましたが、いい意味で変わらなくて。今までと同じ空気感のままできているなって思います」

宮地「私も違いはそんなに感じず、振り入れなどもすごく楽しくできました。もちろん一期生の皆さんがいらっしゃらない不安はありましたけど...」

河田「それはそうだよね。でも、一期生さんから受け継いだ大切なものを守りつつ、新しい日向坂を作っていけたらなって。みんなで力を合わせていくことで不安よりも楽しく活動できるはずっていう気持ちが今は大きいかもしれないです」

宮地「私たち四期生も、最初に比べてひとりひとりが成長して『グループのために』という気持ちがどんどん大きくなって。今は前向きにグループのことを考えようって思っています」

――キャプテンも一期生の佐々木久美さんから三期生の高橋未来虹(※高は正しくは「はしごだか」)さんにバトンタッチ。新キャプテンへの期待はいかがですか？

宮地「未来虹さんはすごくしっかりされていてカッコいい先輩。後輩にすごく寄り添ってくださる優しい一面もあって、本当に頼れる方なので、未来虹さんが引っ張ってくださる『今』に心配はないです」

河田「すみれちゃんも言ったように、未来虹ちゃんは本当に適任だと思います。ただ、真面目で自分に厳しいところがあると思うので、一人で抱え込まず頼れるところは頼ってほしいなって。未来虹ちゃんらしく、今のままのびのびとやってほしいです」

――5月27日(火)に五期生のお披露目会が開催されますが、五期生メンバーについても教えていただけますか？

宮地「入ったばかりにもかかわらず、みんな堂々とステージに立てるし、私たちに積極的に話しかけてくれたりするのもうれしいなって。これからが楽しみな、個性豊かな10人だと思います」

河田「五期生はすごく礼儀正しくて成長のスピードも早いです。ファンの皆さんの前に初めて登場した4月の『6回目のひな誕祭』では、最初のリハーサルから一生懸命に自己紹介を練習していて、本番では早速それがパワーアップしていて。頼もしい姿が見られました。いろんな趣味や特技を持ったメンバーがいるので私も本当に楽しみです」

――宮地さんには初めての後輩ができましたね

宮地「そうなんです！みんなかわいくて魅力的なので、何かあればいつでも相談に乗ってあげたいです」

――5月28日(水)&29日(木)には国立代々木競技場 第一体育館で「日向坂46 BRAND NEW LIVE 2025『OVER THE RAINBOW』」が開催され、新体制初のライブとなりますね

宮地「『新体制でも大丈夫！』って、ファンの皆さんに安心してもらえるようなライブにしたいです。日向坂らしい明るさやハッピーなオーラも、引き続き前面に出していけたらなって思います」

河田「メンバー全員がむしゃらに挑んで『日向坂はまだまだいけるぞ！』っていうのが伝わったらいいなって。そしたらきっと、おひさま(日向坂46ファンの愛称)の皆さんも『ついていきたい』って思ってくださると思うので。とにかく楽しんでいただけるように頑張りたいです」

――最後に、お2人が個人でやってみたいお仕事はありますか？

宮地「私はモデルのお仕事です。お洋服もメイクもファッションも大好きなので、そういう強みを生かして今までやったことのないお仕事に挑戦できたらなって。身長は今165cmなのですが、ランウェイを歩いてみたいっていうのも密かに思っています」

河田「私は、新しいお仕事というよりも今やらせていただいているラジオのお仕事に磨きをかけたいです。毎回、2人で登場することが多いのですが、一緒になった相手の魅力を引き出せるようなトークをしたいなって。あとは改めて歌とダンスを頑張って、スキルアップさせていきたいです」

撮影＝大川晋児　取材・文＝川倉由起子

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