セバスチャン(CV:小野大輔)とシエル(CV:坂本真綾)が向かうはドイツ!「人狼の森(ヴェアヴォルフ)」を舞台に魔女の呪いの謎を解き明かす『黒執事 -緑の魔女編-』
2025.5.17(土)

枢やなによる同名漫画(原作掲載:月刊「Gファンタジー」スクウェア・エニックス刊)が原作のアニメ『黒執事』シリーズ。2008年に第1期が放送されると、2010年に第2期、2014年には『黒執事 Book of Circus』、2015年にOVA『黒執事 Book of Murder』、そして2017年には劇場版「黒執事 Book of the Atlantic」が公開された。
劇場版から約7年もの時を経て、2024年に待望の続編『黒執事 -寄宿学校編-』が放送。最終回の興奮が冷めやらぬうちに「黒執事 -緑の魔女編-」の製作も発表された。
そして、2025年4月より放送中なのが、「黒執事 -緑の魔女編-」だ。
<『黒執事 -緑の魔女編-』キャストインタビューはこちらから>
坂本真綾、黒執事・シエルを演じる上で「ふがいなさ」を感じることもあった
小野大輔&釘宮理恵『黒執事 -緑の魔女編-』での役作りを語る
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(C) Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler
ドイツで不審な死亡事件が相次ぐ。健康だった者がある日突然、異形の姿へと変わり、そのまま絶命するという。被害者たちは皆、呪われた森といわれる"人狼(ヴェアヴォルフ)の森"に足を踏み入れ、"魔女の呪い"を受けたと言う。女王陛下の手紙を受け、事件の真相を解明するため、セバスチャンとシエルは使用人たちと共にドイツを訪れることに...。
『緑の魔女編』と題された本作は、"伏線のオンパレード" と言っても過言ではないほど、いたるところ散りばめられた小さな違和感の数々によって、のめり込むようにアニメの世界に引きずり込まれていく。そして5月10日放送の第6話から物語も一気に加速。第7話放送前に、ここまでのあらすじを振り返りたい。
■<第1話:その執事、探訪>

(C) Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler
第1話では、早速ドイツを訪れる一行。地元の御者の話によると、亡くなった者は肌が倍に腫れあがって溶けていく"呪い"にかかったという。
とにかく人狼の森に行ってみることにした一行が森を抜けた先に見つけたのは、女性ばかりが暮らす、"狼の谷(ヴォルフス・シュルト)"と呼ばれる村。そこでセバスチャンとシエルは幼き領主、ジークリンデ・サリヴァン(CV:釘宮理恵)とその執事・ヴォルフラム(CV:小林親弘)に出会う。

(C) Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler
そして、一行は一晩だけという約束でサリヴァンの住処である"緑の館"に滞在することになる...。
■<第2話:その執事、警鐘>

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晩餐を共にするシエルとサリヴァン。サリヴァンの小さな足を、中国特有の風習"纏足"ではないかと疑問に思ったシエル。これは後にサリヴァンの口から、「領主は代々歩けないようにする決まりがあるためだ」と語られる。そこには、大昔に人間から"異端な存在"として追放された魔女たちが"人狼の森"に逃げてきた際に、サリヴァンの祖先である"緑の魔女"が自身の足を供物にして人狼と契約を交わしたという背景があるという。そんな過去がありながらも村人を襲った人狼を「契約違反じゃないか」と不可解に思うシエルに、サリヴァンは何百年も前の契約なので「魔女の血が薄れたことが原因だろう」と憂う。

(C) Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler
深夜、調査のために森に向かったセバスチャンとシエルだが、シエルの体にはすぐさま異変が。奇妙な森の様子を感じ取ったセバスチャンはシエルを部屋に連れ戻し、1人で森を探索することに...。
■<第3話:その執事、出向>
涙が流れ、腫れあがり始めた皮膚を見て、セバスチャンは慌ててシエルのところに引き返す。しかし、ベッドに座るシエルは鼻血を流し、その肌はすでに腫れあがっていた...。

(C) Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler
サリヴァンによる"浄化の儀"を受けたシエルは一命を取り留めたものの、目は見えず、ショックにより幼児退行したようになり、取り乱してしまう。これは人の心を弱らせ恐怖を増長させる"人狼の森の瘴気"によって、過去のつらい記憶が呼び起されたためだった。使用人のフィニアン(CV:梶裕貴)以外には拒絶を示すシエル。そんなシエルを救ってほしいと頼むセバスチャンにサリヴァンが命じたのは、セバスチャンがサリヴァンの執事になることだった...。

(C) Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler
■<第4話:その執事、奉公>

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フィニの過去も描かれる第4話。かつて、ある研究所で生物兵器を作るための被検体として暮らしていたフィニは、命からがら研究所から逃げ出した先でセバスチャンとシエルと出会った。シエルに運命を変えてもらったフィニは、「壊すことしかできなかった僕に、生かすことを教えてくれた」と語りかける。フィニのシエルへの想いを感じられる感動的なシーンだ。

(C) Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler
サリヴァンは浄化の儀と手当ての際に、シエルの目とセバスチャンの手にある"悪魔の印"に気付き、2人が悪魔信仰者ではないかと問う。
■<第5話:その執事、下降>

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緑の館の地下に通じる隠し階段を見つけたセバスチャンとスネーク(CV:寺島拓篤)。すぐにヴォルフラムに見つかり、階段には近寄らないように釘を刺されるが、スネークの蛇・オスカーを忍び込ませて階段の下の秘密を探ることに。やがてスネークのもとに戻ってきたオスカーが語ったのは、緑の館の地下にはたくさんの人狼が存在するという衝撃の事実だった...。

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すぐにその目で地下を確かめに行くセバスチャン。そこにはサリヴァンが人狼の怒りを鎮めるために完成を目指しているという"究極魔法"の魔法陣が。魔女のテーベ文字を読み解くセバスチャンの表情に変化が。さらには、「村人のアンネから人狼の匂いがした」と、オスカーの口からまたもや驚きの事実が語られる。
地下室の人狼、村人の匂いと、この村と館に急速に疑惑が生まれた第5話。セバスチャンは地下室のテーベ文字から何を読み取ったのだろうか...。
■<第6話:その執事、失望>

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そして第6話では、屋敷の裏で話していたセバスチャン、スネークのもとに、女王の馬丁、ジョン・ブラウン(CV:神谷浩史)が訪れる。女王陛下からの手紙を受け取ったセバスチャンは、その内容を見てまたもや驚いた顔を見せ、「いよいよ悠長にしていられなくなりましたね」と焦った様子に。部屋に戻るとフィ二を追い出し、2人きりの部屋でシエルに「復讐の途中放棄は契約違反」と詰め寄る。悪魔であるセバスチャンの姿が、彩度の低い暗い描写と冷淡な声色で描かれている圧巻のシーンだ。

(C) Yana Toboso/SQUARE ENIX,Project Black Butler
そして、この荒療治ともいえるセバスチャンの行動によって、深層心理の世界で、もう一人のシエル(CV:沢城みゆき)と対話し過去の呪縛と戦っていたシエルは、ついに元に戻る。そして、女王陛下の手紙に記されていたのは、"呪いの正体"だったのだ...。
ついにシエルも復活し、物語の加速を予感させた第6話。前半に張り巡らされた違和感の多くも、まだ解決はしていない。彼女のいう"究極魔法"とは?何かを隠しているようなヴォルフラムと村人の様子も気にかかる。ジョン・ブラウンの正体の掴めないところも、今後の同シリーズの中でどのように繋がっていくのだろうか。
"呪い"により幼児退行し弱っている時のシエルと、過去の呪縛に打ち勝って平常心を取り戻したシエル。そんなシエルを演じ分けた坂本真綾の声の演技も見事だった。そして、悪魔の姿をさらけ出し、シエルに冷酷な言葉を投げかけるセバスチャンを小野大輔が演じたシーンは圧巻。深層心理の世界で戦うシエルを映し出した場面など、息を吞む場面が多いのも見どころだ。
数々の伏線が回収されていくであろう第7話以降の展開からも目が離せない。"呪い"の正体が解き明かされる最終回が待ち遠しい。
文=HOMINIS編集部
放送情報
黒執事 -緑の魔女編-
第7話放送
日時:2025年5月17日(土)23:30~※毎週(土)放送
チャンネル:TOKYO MX、BS11、群馬テレビ、とちぎテレビ
放送日時:2025年5月19日(月)21:00~※毎週(月)放送
チャンネル:AT-X
※上記のほか、MBS、ABEMA(地上波同時配信)ほか各種ストリーミング配信などでも配信
※放送・配信スケジュールは変更になる場合がございます
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