トップスター・礼真琴をはじめ、星組の面々が話題のインド映画を舞台化!「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~」
2025.4.29(火)
2022年に公開され、世界各国で話題を呼んだインド映画「RRR」。その熱気は今なお続いているが、宝塚歌劇が舞台化に挑んだのが2024年に星組で上演された「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~」だ。
イギリスによるインド植民地支配が続く1920年、森で育ったビームと、インド人ながらイギリス警察の一員となっているラーマは固い友情で結ばれる。だが、それぞれ心に秘めた使命を果たすためには友情を犠牲にしなければならなかった。果たして二人はどのような道を選ぶのか...という物語である。
タカラヅカ版の脚本・演出を手がけるのは谷貴矢。名場面を網羅しつつ、3時間以上ある映画を1時間半にうまくまとめ上げている。音楽も映画でおなじみの曲が使用されている。「ナートゥ・ナートゥ(Naatu Naatu)」の場面ではスーツ姿で颯爽と登場したビーム(礼真琴)とラーマ(暁千星)を中心に、星組魂を爆発させた熱いダンスを披露、客席からも自然と手拍子が起こる盛り上がりぶりだった。
星組トップスターの礼真琴が演じるのは、素朴で純粋で誠実で、めっぽう強いビーム。葛藤がわかりやすいラーマに比べると難しい役どころだが、主人公として圧倒的な存在感を示してみせた。何といっても、民衆を動かす「コムラム・ビームよ(Komuram Bheemudo)」の歌声が圧巻である。
暁千星演じるラーマは「使命」と「友情」の葛藤の炎を明確に描いてみせる。「兄貴」と呼ばれる大人の落ち着きを感じさせ、天衣無縫な野生児ビームと好対照だ。
タカラヅカ版のジェニーはただのお嬢様ではない、公平な目線で人を見ることができ、自分で決めて行動を起こす意思の強い女性として描かれる。舞空瞳が芯の通ったヒロイン像を創り上げている。
国の違いを超えて絆を育んでいくビームとジェニーに対し、幼馴染であり距離を超えた愛で結ばれているのがラーマとシータ(詩ちづる)だ。タカラヅカ版のキャッチフレーズ「友情か?使命か?愛か?」の通り、さまざまな「愛」のありようが描き分けられているのも見どころである。
タカラヅカ版ではジェニーの婚約者という設定のジェイク(極美慎)はコミカルな芝居で笑わせ、重くなりがちな本作の中で客席を和ませてくれる存在だ。
幕開けはもちろんマッリ(瑠璃花夏)の歌声から始まる。ビームの同志であるペッダイヤ(天華えま)、ジャング(天飛華音)、ラッチュ(稀惺かずと)、4人の絆は映画以上に濃く描かれている。
植民地で圧政を行うスコット総督(輝咲玲央)とその妻キャサリン(小桜ほのか)の悪辣ぶりは映画に比べると控えめだが、タカラヅカ版ではちょうど良い塩梅。その分、憎まれ役に徹しているのが部下のエドワード(碧海さりお)だ。
激しい戦闘など映画そのままの再現が難しいシーンは、ダンスと歌を駆使してタカラヅカの舞台らしく見せる。ここで活躍するのが、WATERRR(水のコロス:希沙薫・水乃ゆり)、FIRRRE(火のコロス:夕渚りょう・鳳花るりな)、SINGERRR(歌のコロス:美稀千種・都優奈)だ。
上演時間1時間半とは思えない濃密さ。しかも舞台セットや小道具の細かいところにまで、映画ファンを唸らせるこだわりが行き届いている。今一度そのこだわりをじっくりと確認しながら楽しみたい作品だ。
文=中本千晶
放送情報【スカパー!】
「RRR × TAKA"R"AZUKA ~√Bheem~」('24年星組・東京・千秋楽)
放送日時:2025年5月4日(日)21:00~ほか
放送チャンネル:TAKARAZUKA SKY STAGE
※放送スケジュールは変更になる場合があります
-

佐藤浩市&天海祐希、名優2人の繊細な演技が役柄にリアリティを持たせる「Aではない君と」
提供元:HOMINIS12/23(火) -

「今が変わらないと、未来は変わらない」 ――比嘉愛未の現在地
提供元:HOMINIS12/23(火) -

妻夫木聡が自然の佇まいで圧巻の演技力を見せつけた秀作!安藤サクラ、窪田正孝共演の重厚な人間ドラマ「ある男」
提供元:HOMINIS12/23(火) -

内藤剛志の"親しみやすさ"・"演技力"の両方が味わえる!新人刑事役・佐野岳との掛け合いも必見「今野敏サスペンス 聖域 警視庁強行犯係 樋口顕」
提供元:HOMINIS12/23(火) -

来年40歳を迎える沢尻エリカの若き日の煌めき...眩い透明感と凜とした雰囲気を纏う映画「パッチギ!」
提供元:HOMINIS12/23(火)

