川西拓実(JO1)のアーティストとしての魅力が凝縮!「silent」監督が紡ぐ青春音楽映画「バジーノイズ」
2025.4.28(月)

全6都市8公演を巡るワールドツアー「JO1 WORLD TOUR JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE'」を完走し、初のベストアルバム「BE CLASSIC」を発売、念願の東京ドーム公演「JO1DER SHOW 2025 'WHEREVER WE ARE' IN TOKYO DOME」も叶えるなど、今年3月にデビュー5周年を迎えた11人組グローバルボーイズグループ・JO1の躍進が止まらない。そんなJO1のメンバーである川西拓実が映画初主演を果たし、注目の若手俳優の筆頭である桜田ひよりとダブル主演を務めたのが青春音楽映画「バジーノイズ」(2024年)だ。
■孤独な青年の音楽への情熱と訪れた出会いによる変化を描く
5月9日(金)にWOWOWシネマで放送される本作は、むつき潤の人気コミックをドラマ「silent」が話題になった風間太樹監督が実写映画化したもの。マンションの住み込み管理人をしながら、DTM(パソコンを使って音楽を制作すること)でひとり作曲と演奏に没頭する日々を送っていた清澄(川西)と、好きなこともやりたいこともなく他人の「いいね」だけを追いかけて生きてきた潮(桜田)との出会いから始まる物語が展開。たくさんの人に清澄の音楽を届けたいと願った潮の破天荒な行動が、清澄を外の世界へと連れ出していく様を描く。
「頭の中に流れる音を形にできればいい」と日々を淡々と過ごしていた清澄が、壁をぶち破るようにして現れた潮との出会いによって変化していく。無口かつ無表情でありつつ、音楽と触れる時には情熱が滲み出す清澄の様子、そして潮との会話や彼女の素顔に触れるうちに、少しずつ柔らかな顔を見せていく清澄の辿る道のりを、川西が繊細な演技で体現している。
■川西のアーティストとしての魅力が詰まったキャラクター
仲間と演奏をし、ベースやドラムと自分の音が溶け合っていく喜びを知って清澄の目が輝き出す瞬間も、彼の世界が広がり、明日に色がついていくような高揚感に満ちており、見ているこちらもワクワクしてくる。
映画公開時のイベントで「一生心に残る作品」だと並々ならぬ思い入れを明かした川西は、「昔から音楽が大好き。僕も清澄と同じように、家に帰ると作曲の練習をしたり、曲を作ったりを繰り返す毎日。僕にとっていつもそばにある音楽は、それくらい大切だなと心から思っている」と自身と重なるようなキャラクターだったと語っていた。清澄のさみしさ、やさしさ、温かさを演じ切った俳優力と共に、アーティストとしての川西の魅力を目撃する上でも見逃せない1作だろう。
■川西が"清澄"名義で担った主題歌「surge」にも注目
また清澄が作る劇中の楽曲を、藤井風の全楽曲やadieu(上白石萌歌)などのプロデュースほか、映画音楽も手掛ける小島裕規"Yaffle"が担当。清澄の心象風景を表現した音楽となっており、音からも清澄と一体になれる感覚を味わえる。川西が"清澄"名義で担った主題歌「surge」から溢れ出すさわやかな余韻まで、ぜひ堪能してほしい。
潮役を演じた桜田は、「silent」に続いて風間監督とのタッグが実現。公開時のイベントで、風間監督は「ひよりさんは『silent』で時間を共にした。そのなかで感じた溌剌とした明るい雰囲気もありながら、どこか見えない部分もある。その見えない部分を見てみたいと思ってオファーをした」と話していた。
その言葉通り、桜田は持ち前の透明感を存分に発揮。さらに揺れ動く感情や、周囲をどうしようもなく惹きつけてしまう力強さなど、難しい役どころに立ち向かいながら、全身から光を放つような演技を披露している。心地よい風が吹いてくるようで、初夏に見るのにぴったりの映画としてオススメしたい。
文=成田おり枝
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