生見愛瑠演じるヒロインと、瀬戸康史、神尾楓珠、宮世琉弥演じる男たちの恋とミステリーの行く末は?「くるり〜誰が私と恋をした?〜」
2025.4.26(土)
"めるる"の愛称でモデルとして人気を博す一方で、バラエティ番組でも天真爛漫でマイペースな性格を武器に活躍する生見愛瑠。近年は俳優としても数々の話題作に出演している。2021年に「おしゃれの答えがわからない」で俳優デビューにして主演を務めると、翌年の2022年には岩本照(Snow Man)主演の映画「モエカレはオレンジ色」でヒロイン役に抜擢され、第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
モデル、バラエティ、そして俳優と、幅広く活動している生見が2024年に主演を務めたのが、ラブコメミステリー「くるり〜誰が私と恋をした?〜」だ。
(C)大映テレビ/TBS
本作で生見が演じているのは、転落事故で記憶を失った主人公・緒方まこと。スマホも壊れ、免許証で自分の名前と年齢はわかったものの、ひとり暮らしだったため自分を知る手がかりは薄かった。唯一気になったのは、バッグに入っていた包装された男性用の指輪。そこからまことの"指輪をプレゼントするつもりだった彼氏の存在"を探す日々が始まっていく。
勤めていた会社の同僚・朝日結生(神尾楓珠)、フラワーショップの店主・西公太郎(瀬戸康史)、若き起業家・板垣律(宮世琉弥)。過去の記憶をなくして世界が"くるり"と変わったヒロインの前に現れた3人の男性たちと繰り広げられるのは、バチバチの四角関係?まことに近寄る彼らは、果たして本当のことを話しているのか?事件当日に起きたミステリーも気になり、キュンキュン、ハラハラのドラマが展開していく。
■ヒロインと三者三様の男子との気になりすぎる関係
(C)大映テレビ/TBS
桜が満開の季節に神社の階段から足を滑らせたまことは、病院で医師に記憶喪失と診断されても「ドラマみたい」と答えるほどポジティブな性格。しかし、地図をもらって自分が住んでいたマンションに帰ると、何もない殺風景な部屋に呆然。彼女の様子がおかしいことに気が付いた隣人でカフェ店員の香絵(丸山礼)と一緒にクローゼットの中を確認するが、モノトーンの地味な服ばかり。そこに対照的な女子力高めのワンピースも混ざっていたため、まことはさらに混乱する。
そんな中、まことを心配し、近づいてくるのが「会社で唯一の男友達だった」という朝日、「元彼だった」という公太郎、「一目惚れした」とアプローチしてくる律だ。そして不思議なことに、まことが手がかりとして肌身離さず身につけている指輪が、3人ともぴったりのサイズなのだ。
朝日は会社の中で"ブランケット男子"と呼ばれている"いい人"、公太郎はまことが頼りにしているツンデレな大人男子、律はやり手のCEOな反面、甘えん坊男子。まことを巡ってマウント合戦を繰り広げながら、全員が何かを隠していることがセリフや表情から伝わってくる。
■キュンとさせる要素とゾクっとするミステリーが同居
(C)大映テレビ/TBS
勤めていた大手企業を自分から辞めて自分探しをするまことは、指輪を購入した店を訪ね、弟子入りを志願。指輪職人として修行を積むことになる。高校時代の親友だという由佳(田鍋梨々花)が突如出現し、同窓会を開く第6話では、"まことが騙されているのではないか"と心配した男性陣3人が偶然集結。由佳にプールに突き落とされ、あまりのことにライバルであることを忘れて3人でじゃれあう場面も視聴者をドキドキさせた。
花を効果的に使った公太郎とのキスシーンなど胸キュン要素も散りばめられつつ、物語が進むにつれてホラー的な怖さも加速。人を疑わない、笑顔がチャーミングなやや天然のヒロインは、記憶が少しずつ戻るにつれて表情が変化していく。印象的なのはその過程で「世界はこんなに色で溢れている」と呟くセリフ。不安に揺れる心も新たに見つけた喜びも生き生きと表現する生見の演技が、本作に彩りを与えている。
文=山本弘子
放送情報【スカパー!】
くるり〜誰が私と恋をした?〜
放送日時:2025年5月5日(月)11:00~
チャンネル:TBSチャンネル1 最新ドラマ・音楽・映画
※放送スケジュールは変更になる場合がございます
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