10代の美空ひばりが歌って踊る!ヒットメドレー「ひばりの春は唄から」
2025.4.24(木)

美空ひばりといえば、昭和を代表する歌姫。わずか9歳でデビューして以来、その天性の歌声とスター性で多くの人々を魅了してきた。
彼女は165本の映画に出演した名女優としても知られており、あらゆる作品で演技と歌の両方を堪能することができる。そんな中でも、様々な表情を見せてくれるのが「ひばりの春は唄から」だ。1954年に公開されたこの作品はいわばヒットメドレーといえる。映画というジャンルには含まれているものの、上映時間は20分にも満たないもので、現代風にいえばミュージックビデオを連続して見ているというのが正しい表現だろうか。
その決して長いとは言えない時間の中で、多種多様な美空ひばりを確認することができる。当時まだ10代だった彼女が舞台に立ち、滑稽なメイクをして振り付けをこなす姿や、美しいドレスを着て舞う姿など、表現の種類は幅広い。若くしてすでに完成された美貌を備えていた彼女が、喜びから憂いまでいろいろな表情を見せてくれるは単純に見ていて楽しい。

(C)1954年松竹株式会社
歌声に関しては今さら言うまでもないが、その中にも様々な側面を持っていることを書き記したい。年齢に合った少女のような可憐な声から、『東京キッド』などではスモーキーな大人っぽい声も使い分け、多面的な美しさを表現する。彼女の類まれな歌声があったからこそ、昭和を生きるあらゆる人の支えとなり、そして憧れとなったのだろう。激動の時代においてなぜ美空ひばりがこれほどまでに多くの人々に支持されてきたのかという一因を垣間見ることができる。
演技でも歌でもビジュアルでも圧倒的な存在感を放っている美空ひばり。本作品で、時代を作ったスターの素晴らしさを改めて感じてみてはいかがだろうか。
文=まっつ
放送情報【スカパー!】
ひばりの春は唄から
放送日時:2025年5月1日(木) 10:00~
2025年5月10日(土) 11:00~
2025年5月19日(月) 18:00~
2025年5月28日(水) 18:00~
チャンネル:衛星劇場
(C)1954年松竹株式会社
-
瀬戸康史、長澤まさみの"俳優"としての印象は?映画「ドールハウス」インタビュー
提供元:HOMINIS6/9(月) -
千尋役の中沢元紀に集まる熱い視線!朝ドラ「あんぱん」で河合優実、高橋文哉らが体現する若者たちの青春模様
提供元:HOMINIS6/9(月) -
生田絵梨花が松本清張『天城越え』で見せた俳優としての覚悟「遊女ハナの運命が変わる場面は『すっぴん』で演じたかった」
提供元:HOMINIS6/9(月) -
「できない自分を鏡で見続けている感覚が悔しかった」俳優・小関裕太が30代を前に思うこと
提供元:HOMINIS6/8(日) -
キム・ジョンヒョンの本気と魂が伝わる...「愛の不時着」「哲仁王后」の再ブレイクを経て挑んだ「凄み」を感じさせる刑事役
提供元:HOMINIS6/7(土)