「演技の神」「視聴率男」...最高級の賛辞も納得!ナムグン・ミン作品が軒並みヒットする理由とは?
2023.3.1(水)
韓国では"演技の神"や"視聴率男"とまで称されるほど、主演作が軒並みヒットしているナムグン・ミン。2022年の大晦日に行なわれた「2022 SBS演技大賞」でも高評価を受けた「わずか1000ウォンの弁護士」(2022年)は平均視聴率15.2%を記録。そのほか、「キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~」(2017年)や「ストーブリーグ」(2020年)といった数々の主演ドラマでも、その年のドラマアワードを席巻し、かつ高視聴率ドラマへと導いてきた。
そんなミンが2021年、「MBC演技大賞」の栄誉に輝いた主演ドラマが「黒い太陽~コードネーム:アムネシア~」(2021年)。「わずか1000ウォンの弁護士」で共演したキム・ジウンとの息の合ったバディぶりも、注目を集めた壮絶なスパイ・アクションだ。
(C)2021MBC
本作でミンが演じているのは、任務遂行中に姿を消し、死んだと思われていた国家情報院のエリート要員、ハン・ジヒョク。1年後に失踪前後の記憶を失った状態で発見された彼は、自分を陥れた裏切り者の正体を突き止めるため、職務に復帰する。巨大な闇の組織の存在や、ジヒョクの記憶の中で閉ざされた自身の過去の秘密が、次第に明らかになっていく。
MBC開局60周年を記念する特別企画ドラマとして制作され、復讐のため巨悪に挑む孤高のスパイの非情な戦いが破格のスケールで展開。2021年の放送当時、"俳優キャリアの頂点"とまで称された想像を絶する役作りはまさに圧巻で、「MBC演技大賞」受賞も納得のクオリティとなっている。
(C)2021MBC
ミンは、鋭い洞察力と並外れた行動力を持つエリート要員、ジヒョクを抜群の説得力で熱演している。これまでのイメージを覆す10kg以上の増量と驚異の肉体改造を経て臨んだ、ハードアクションが凄まじい。
初登場シーンでは、長髪に髭をたくわえた野獣のような風貌を見せ、血走った目に鋭い眼光は、本当に同一人物かと目を疑うほど。白いシャツの上からでも盛り上がった筋肉の厚みが窺える、鍛え上げられた肉体美を惜しげもなく披露している。
(C)2021MBC
アクションだけでなく、密度の濃いドラマ性も見応え充分。二転三転するストーリーには、数々の伏線が張り巡らされている。サイコパスからコミカルな課長、変わり者の敏腕GMまで、多彩に演じ分けてきたミン。彼ほど憑依型のカメレオン俳優というイメージがハマる俳優はそうそういないかもしれない。
国家情報院のトップエージェントだった自分の失われた過去の記憶を探りながら裏切り者を探すうちに、猜疑心に苛まれていく。同僚たちの死にトラウマを抱き、何が真実で嘘なのか、本当の自分すら、確信が持てない。そうしたジヒョクの複雑な心情、孤独や不安、葛藤を、究極のリアリズムで繊細に表現して見せた。
(C)2021MBC
複雑な人間ドラマを展開するキャストたちの演技合戦も見どころの一つだ。冷徹なエリート女性要員役のパク・ハソンや、国家情報院の幹部役のチャン・ヨンナム、正体不明の男を演じる名優ユ・オソンなど実力派が集結した。中でも注目は、本作で「MBC演技大賞」新人賞を受賞したキム・ジウンだ。
(C)2021MBC
「ドクタープリズナー」(2019年)に続いて本作、そして最新作「わずか1000ウォンの弁護士」と、実に3度もミンと共演しているだけあって2人の好相性ぶりがドラマにも波及。チームの優秀な若手要員ユ・ジェイに扮し、秘密を抱えながらジヒョクをサポートする相棒を好演した。
時折見せる物憂げな表情や健気な姿、息の合ったコンビ感も、今回のスパイドラマに深みを加えている。ジウンら共演者たちも、ミンの並々ならぬ気に応えるような熱演を見せている。
(C)2021MBC
「ナムグン・ミン作品に外れなし」とまで称され、韓国ドラマファンから熱烈な信頼を寄せられているミン。その最たる例とも言える「黒い太陽~コードネーム:アムネシア~」は、女性チャンネル♪LaLa TVにて3月15日(水)より放送。3月5日(日)は第1話無料放送となっているので、本作の持つ究極のリアリズムをぜひ体感してみてほしい。
文=中川菜都美
放送情報
黒い太陽~コードネーム:アムネシア~ 第1話無料放送
放送日時:2023年3月5日(日)20:00~
※レギュラー放送は、3月15日(水)より毎週(月)~(金)22:00~
チャンネル:女性チャンネル♪LaLa TV
※放送スケジュールは変更になる場合があります
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