藤谷美紀が映画初主演作品「のぞみ・ウィッチィズ」で魅せる選ばれし者の存在感を堪能
2024.2.19(月)
米倉涼子や上戸彩、河北麻友子、高橋ひかる(※高ははしご高)など数々のスターを輩出してきた「全日本国民的美少女コンテスト」。同コンテストは、大手芸能事務所オスカープロモーションが1987年より"第2の後藤久美子"の発掘を目的としてスタートさせ、現在では2017年の第15回まで行われている歴史ある女性タレント発掘オーディションだ。その栄えある初代グランプリに輝いたのが藤谷美紀で、彼女の活躍こそが第2回、第3回と同コンテストが歴史あるものになっていった要因といえる。
(C)1990松竹株式会社
藤谷はグランプリ受賞後、翌年には映画「ラブ・ストーリーを君に」でデビューし、映画、ドラマ、舞台と女優として活躍する一方、アニメ「るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-」(1996~2012年、フジテレビ系)でヒロイン・神谷薫を演じるなど声優としての才能も発揮するベテラン女優だ。現代劇から時代劇、主演から助演まで数々の役を演じる演技の才能は言うまでもないが、彼女の魅力は何より周りを明るく照らす唯一無二の存在感であろう。そんな彼女の存在感が堪能できる作品が映画「のぞみ・ウィッチィズ(・はハート)」(1990年)だ。
同作品は、野部利雄によるコミックを映画化したもので、同じタイミングで転校してきた家が隣同士のヒロインと主人公が織り成す青春グラフィティ。同じ日に私立陽西学園高等部の同じクラスに転校してきた江川望(藤谷美紀)と司葉遼太郎(宮下直紀)は、共に舞台研究会に所属し、時にけんかしながらも互いに引かれ合っていく。そんな中、望は遼太郎の隠れた才能に気付き、一計を案じて遼太郎をボクシング部に入部させる。その後、遼太郎はボクシング、望は演劇に自分の夢と目標を持ってひたむきに向き合っていく、というストーリー。
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藤谷演じる望は、ニュージーランド帰りの帰国子女で、容姿端麗、頭脳明晰、運動神経抜群、正義感にあふれ、演技の才能もあるという完璧に近いキャラクターなのだが、「当て書きなのでは?」と思わせられるほどにハマリ役となっている。彼女の可憐で活発で、画面に映れば目を引くその存在感は、後藤久美子に勝るとも劣らないものがある。特に、昭和の青春コメディーであるが故の、少しセクシーな表現やバイオレンスな表現、アニメーションが混ざったポップな表現も、彼女の明るさがあればこそ"コミカルさ"となっていいスパイスに変換されているのだ。
最初は他の女生徒に一目ぼれしていた遼太郎も次第に望に引かれていくのだが、彼女が望として太陽のように作品に存在し続けることで、自然と観る者を遼太郎に感情移入させていくという効果ももたらしている。演技のスキルもさることながら、この存在感というものは生まれながらにして天から与えられているものなのだろう。地下アイドル、YouTuber、VTuber、TikToker、インスタグラマーなど、自らが発信者となって世間の注目を浴びるケースが増えた現代とは違い、大勢のコンテスト参加者から選び抜かれたスターならではの比類なきオーラを有している。
一方で、望の悲しい過去や秘めた思い、壁にぶつかりもがく姿などが描かれるストーリーの後半では、藤谷の演技力が爆発。「明るい存在感」と対極にある感情や表情をうまく演じ切り、役の持つ人間性の奥深さをしっかりと表現している。
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コケティッシュで刺激強めな作風とフレッシュな役者陣の若々しいパワフルな演技を楽しみつつ、バブル時代に制作されたコミカルでポップな作品の中だからこそ、役を通して見ることができる藤谷の"選ばれし者の存在感"をぜひ味わってみてほしい。
文=原田健
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