相葉雅紀演じる父親像が印象的なホラー映画「"それ"がいる森」
2023.8.11(金)
2022年に公開された相葉雅紀主演の映画「"それ"がいる森」のメガホンを取ったのは、「リング」シリーズや「貞子」、「スマホを落としただけなのに」シリーズでも知られるホラー界の巨匠・中田秀夫。スリリングな展開にゾクゾクする演出、幾重にも押し寄せてくる恐怖感は"これぞ、日本のホラー映画!"である。
(C)2022「"それ"がいる森」製作委員会
人々を恐怖に至らしめる"それ"とは一体何なのか...幽霊か?人間か?それとも...?"それ"が潜むのは地元の人から"天源森"と呼ばれている山深い森。そこへ、現金を強奪し逃げてきたカップルが金を隠すためやって来る。男は女に横柄な態度を取り、女は金切り声で男に反論する。だがほんの一瞬、目を離した隙に男の姿は消え...次の瞬間、女もまた"それ"に殺されてしまう。静かな森に、獰猛な獣のような鳴き声が響き渡った。
東京で暮らしていた田中淳一(相葉雅紀)は3年前に帰郷し、みかん農家として新しい生活をスタートさせていた。ようやく農業も軌道に乗り始めたある日、息子の一也(上原剣心)が訪ねてくる。聞けば、東京での生活が嫌になり家出をしてきたと言う。反抗期も相まって、元妻・赤井爽子(江口のりこ)も手を焼く一也の面倒を見ることになった淳一。田舎暮らしに馴染めるか心配をしていたものの、一也は思いのほか順応し、学校では友達もできた。学校帰り、クラスメイト・祐志と天源森にある秘密基地で遊んでいると、近くに巨大な住居のような鉄の塊を見つける。
(C)2022「"それ"がいる森」製作委員会
翌日、クラスメイトにそのことを話すも、誰も信じてもらえず、一也と祐志は再び天源森に入ることに。しかし、そこにはもう鉄の塊はなく、痕跡だけが不気味な存在感を放っていた。しょんぼりして帰ろうとしたその時、獣の荒い息遣いと何者かの気配を感じ振り返った一也は、祐志が"それ"に襲われるのを目撃してしまう。
一方、一也の帰宅が遅いことを心配した淳一は、位置情報アプリを使い、担任の北見絵里(松本穂香)とともに捜索を始める。天源山で倒れていたところを無事発見された一也だったが、目を覚ました途端に何かを思い出して暴れ、それ以降、口を閉ざしてしまった。翌日から、まだ発見されていない祐志の捜索が地元警察や住民を巻き込み開始され、淳一はまるで巨大な鉄の塊があったかのような大きなくぼみを見つける。そしてその近くには男女の遺体も。不可解な物証の数々に淳一はよく調べるよう懇願するも、警察の見解は、男女は熊に襲われた、巨大な鉄の塊は誰かのいたずらだとして取り合ってくれない。
「熊なんかじゃない」一也もまたそう確信していた。平和な町が"それ"への恐怖で充満していく中、淳一と一也は"それ"の正体を突き止めるべく、動き始める。
相葉にとって、8年ぶり主演映画にして、初のホラー映画となった本作。"それ"と対峙したときの恐怖におののく表情もさることながら、息子を見つめる優しい父親のまなざしが印象的だった。息子の本心が分からず困り果てたり、心配し過ぎたあまり声を荒げる場面も真に迫っていた。純粋な子供に寄り添い、大人としての戦い方を見せる、そんな正義感あふれる父親像を体現した作品となった。
文=石塚ともか
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